
2019年9月18日、近年の宅配ドライバー不足問題を解消できそうな新しいサービスがAmazonより発表されました。その名も「Amazon Hub」。
>>アマゾン、24時間自由に商品が受け取れる「Amazon Hub」発表 - ロッカーと店舗の2種類。
24時間荷物の受け取りが可能な「Amazon Hub」
サービス内容を簡単にまとめると、
- 在宅の必要がない
- 勤務先や旅行先のロッカーで受け取り可能
- 当日お急ぎ便を利用可能
- 返品不可
という内容になっています。
バーコードをかざすことで対応するロッカーが開き、商品を受け取ることができます。
これにより、ドライバーの負担軽減が可能になるという狙いです。
近年、インターネット利用の拡大により簡単に商品を注文できるようになったことから、配送業者のドライバーの負担は増加し続けています。このような配送環境を改善できるとして、Amazon Hubのサービスがローンチされました。
現時点では、ファミリーマートなどの店舗でも商品の受け取りができるロッカーとカウンターがあるようですが、店員が対応する場合レジに行列ができそうです。
個人的に日本のコンビニは、過剰にサービスを提供しすぎだと思っています。たびたびコンビニで商品を受け取る光景を目にしますが、その対応のためにレジの前に行列ができてしまうのです。店員には、やはりどうしても勘定と違って手間がかかるようなのです。しかもそういうときに限ってレジに店員が一人しかおらずワンオペなのです。
このような光景を目にすると、コンビニ店員大変そうだなぁと思うと同時にサービス量が多すぎると感じます。便利になりすぎてしまい、店員の負担が莫大になっていくのです。
つまり今回発表されたAmazon Hubというサービスは、
ドライバーの負担 → 店員の負担
のように方向転換するのです。
今に始まったわけではありませんが、店員の負担が増え続けてしまうとコンビニの負担や、コンビニ店員不足問題として、新たな社会問題が顕在化しそうな懸念があります。
日本に住むコンビニバイトを経験した外国人は、日本のコンビニバイトは地獄だと口を揃えて言うようです。単純に業務量が多いだけでなく、レジの前にできる客の行列の威圧感からストレスを感じるようです。
配送問題が解決しても、また新たな問題を生みそうですが、やはり犠牲はつきものなのでしょうかね。
ですが店員が対応しないロッカーであれば、かなり効果がありそうな印象です。これまでの、サービスとの差をつけてみんなハッピーなサービスになるかもしれません。
Amazon Hubでは大きすぎる荷物については対応できない可能性があるため、その辺はよく見ておく必要があります。
というわけで今回はこの辺で終わります。