「ロボ追加でEpic Games叩き」で思ったこと。eスポーツ業界が発展すると、ゲーム業界が衰退する。

eスポーツ業界が発展するとゲーム業界が衰退する

Epic Gamesが運営する「フォートナイト」にシーズンXからB.R.U.T.E(ロボット)が追加された。

このB.R.U.T.Eが強すぎるとして、日本国内や海外のフォートナイトプレイヤーから批判を集めている。

私は、この現状に危機感を感じたので今回の記事を書くに至りました。人それぞれ意見はあると思いますので、私も個人的な意見を述べたいと思います。

Epic Gamesからは、このBRUTEの導入意図について次のように説明がありました。

フォートナイトの目標は、すべてのスキルレベルのプレイヤーを集めて誰でも勝つことができるようにする。またフォートナイトプレイヤーに毎週素晴らしいエンタメを提供すること。

フォートナイトとB.R.U.T.E

あまりにもB.R.U.T.Eおじさんに対して批判の声が集まり、運営するEpic Gamesが声明を発表するまでの事態に発展しました。

ここで、SNS上で「ロボットを消せ」などという陳腐な声を上げている上級国民の皆様に言っておきたいことがあります。

今回の件で、運営元である会社がこのような声明文を発表することは極めて異常なことです。

「ゲーム上で気に食わないことがあったら、その要素を排除するように求める」

なんとも自己中心的であり、世の中の仕組みが分かっていないとしか言いようがありません。

気に食わない要素があり、それに対して不満の声を上げるのは自由です。しかし、その要素をEpic Gamesが排除する義務は一切ありません。

それを理解していないFortniteプレイヤーが束になって、twitter上で「#ロボット消せ」 などという実に愉快な見世物を拝むことさえもできます。

大勢のプレイヤー達が、ロボットに倒される瞬間をアップロードし、いいね稼ぎを狙っている光景が展開されています。良い売名になるでしょう。

実に面白い光景です。

私がEpic Gamesのフォートナイト企画担当なら、さらにBRUTEおじさんを強化し、火に油を注ぐ形に持っていくでしょう。世の中をかき乱すためには安定を求めてはいけません。

さらに上級プレイヤーが激怒

上級プレイヤーがフォートナイトから離れていく

初心者がハッピー

静まったころにロボットを消す

これが炎上商法のお手本です。

初心者がうれしいゲームにするためにはこれが一番です。フォートナイトプレイヤーの総数から考えると、BRUTEおじさんが追加されて沸騰しているプレイヤーはごく一部にすぎません。

プロのゲームストリーマーの中には、ロボットから逃げるために別のゲームをやる姿を配信するという、なんとも無駄なことをしている人もいるようです。

おそらく、それが精いっぱいのEpic Gamesに対する抗議活動なのでしょう。しかしながら、初心者プレイヤーを大切にするEpic Gamesからすれば狙い通りの現象だと言えます。

もちろん、ロボットが消えることはありません。

そのごく一部のプレイヤーというのは、いわゆるプロや上級者といわれる人がほとんどでしょう。そういう人達は、批判の声を上げやすくどうしても目立ってしまっているのです。

そのため、「ロボットは悪だ!絶滅させなければならない!」という流れになってしまっているのです。

Epic Gamesはフォートナイトというゲームで莫大な利益を得ており、ワールドカップも開催され、一通り落ち着いてきていますから適度に開発の手を抜いてもいい頃合いかと思います。

ここで、「ロボット消せ」という声を上げている上級国民の聡明な言い分を見てみましょう。

  • 昔から練習してきて、建築上達したのにロボットのせいで理不尽に倒された!
  • せめてチームランブルだけにしろ!
  • 建築が面白いだけでバトロワの要素必要ない!バトロワ要素が今回の騒動につながった。

とこんな感じです。

見事にEpic Gamesが提供するエンターテイメントの魅力に惹き込まれていますね。Epic Games社には、彼らの今後の益々のゲームライフに花を添えてくれることを期待しましょう。

eスポーツ業界が発展すると、ゲーム業界が衰退する

今回の件で感じたことは、

「eスポーツ業界が発展していくと、ゲーム業界が衰退するだろうなぁ」

ということです。

eスポーツというのは、ゲームを競技として捉え、活躍した者には賞金が与えられるというものです。今回の件もここに火種があると思います。

プロゲーマーの大会では、勝者は多額の賞金を得ることができます。

つまり、ゲームの実力がお金に直結しているということです。プロのゲーマー達は、自分にとって脅威となりうる存在(B.R.U.T.E)は何としてでも排除しなければならないのです。何せ、生活のためのお金がかかっているのですから。

さらに今回の「ロボット消せ」という声が大きくなったことの原因の一つに、フォートナイトの大会でも、このB.R.U.T.Eを利用することができるようになったということもあるでしょう。

これに対し、世界のプロゲーマー達は躍起になっているのです。

もしも「フォートナイト」というゲームが競技として扱われず、何億ドルもの多額の賞金がかけられることもなかったとしたらどうなっていたでしょうか?

アプデのたびに不満たらたらのプレイヤー達が蔓延ってしまっていたでしょうか?

私はそうは思いません。eスポーツという市場が大きくなったことによる負の影響と言わざるを得ません。この負の面はどんな業界にも存在するものです。

不満を上げる人が多ければ多いほど、運営側の肩身は狭くなってしまいます。フォートナイトの上級プレイヤーの機嫌を損ねないように、かなり神経質にならなければなりません。

これは、エンターテイメントを提供するゲーム会社としては危惧されるべき傾向です。

ユーザーに提供するべきゲームは、機嫌を損ねないような内容にしなければならないという異質な時代の流れは、必ずゲーム業界を食いつぶすことになります。

私は今回の件で、Epic Gamesは全く委縮する必要はないと思います。

エンターテイメントは、人の感情を揺さぶるべきものです。つまり不満の声が上がっているということは、エンターテイメントとしては大成功だということです。フォートナイトを運営する方々には誇りを持ってほしいです。

少なくとも、ユーザーの不満の声に委縮して今後のアップデートで驚きのあるものがなくなってほしくはありません。

今後もユーザーの斜め上や、斜め下の発想でユーザーの感情をかき乱してほしいと思います。

私と同じような意見を持っている人は他にも大勢いるはずです。私は「フォートナイト」というゲームで初めてEpic Gamesを知った身分です。

「フォートナイト」にはいつも楽しませてもらっていますので、今後も応援し続けます。

先ほどフォートナイトというゲーム一つでEpic Gamesは莫大な利益を上げているといいました。ゲームに課金されている額の比率は初心者よりも上級の一部のプレイヤーの方が圧倒的に高いものです。

おそらくフォートナイトにもそれが当てはまるでしょう。その収入源になる一部の廃課金プレイヤーのためだけではなく、初心者にゲームの試合に勝利した時の喜びを味わってほしいという願いが声明文にも込められています。

そこには、会社の利益のためだけのゲームではないという運営側の思いが如実に表れています。

まさにエンターテイメントを追求するゲーム会社の鑑ともいえるでしょう。

-ゲーム
-,

Copyright© Zesch , 2020 All Rights Reserved.