【外国語完全マスターへの道】外国語を半年で習得するための5つの原則と7つの実践

今回は「どんな言語でも6ヶ月でマスターする方法」というテーマについて紹介します。

YouTubeのTEDx Talksチャンネルで見ることができますので、ぜひご確認ください。

これまで、何かの疑問をあまりにも長く抱き続けたために、自分の思考パターンが人格の一部のようになってしまった...

このような経験はありませんか?

この動画で解説するクリスさんは、長い間ある疑問を抱いていました。

どうしたら学習を著しくスピードアップできるのだろうか?

興味深いテーマですよね。学習をスピードアップできれば、習得までの時間を大幅に短縮することも可能になります。早く学ぶことができれば、浮いた時間で更に多くのことを学ぶことができてしまいます。これは外国語に限った話ではありません。

今回紹介する方法をマスターすれば、外国を習得するために語学教室や留学などをして高額な費用を払う必要はありません。お金を払わずとも、もっと早く、確実に語学を身につける方法はあるのです。

これまで語学の習得のためには、「睡眠学習」が良いとされていました。睡眠学習は、眠っている間に外国の音声を再生することで、眠りながら学習できるというものです。これは非常に良い発想ですが、なかなかうまくはいきません。

睡眠学習という効果が立証されていない手法で学習するよりも、確実に成果が実感できる方法で学習してみてたくはないですか?

どんな言語でも半年でマスターし、ネイティブレベルの語学力を身につけることができる学習法があります。

モデリングによる学習

「どうすれば大人が外国語を早く・簡単に・効率的に習得することができるのか?」

なぜ我々は、言語の勉強をするのでしょうか 。

少し大それた話をします。

言語の学習は、現代の世界に置いてとても重要な課題になっています。世界には、環境問題や、社会的混乱や、紛争など、あらゆる課題が溢れています。もし互いに意思疎通できる手段がなかったら、こうした問題の解決は困難でしょう。そのためお互いの言語を話せる必要があるのです。これは非常に重要な課題となっています。ですが、どうすればこれが可能になるのでしょうか。

 

その答えは簡単で、まずは周りにすでにできている人やうまくいっている状況を見つけて観察し、その原理を突き詰めて実践すれば良いのです。この手法はモデリングと呼ばれています。

モデリングによる言語学習は、20年以上の研究が行われています。このモデリングによる言語学習プロセスを実践することで、どんな人でも、半年で外国語をマスターすることができます。

このように聞くと、大半の人が「そんなわけない。こいつはどうかしてる...」という風に思うでしょう。

ここで一つ、人類の進歩の歴史を振り返ることにします。1950年には1マイルを4分で走ることは不可能とされていました。しかし、ロジャーバニスターが1956年に達成し、それ以降タイムは更に短縮されています。

100年前、重いものは空を飛べないと思われていましたが、そうではないことは今や誰もが知っています。

重いものがどうやって空を飛ぶのか。

自然から学んだ原理を知って、再構築すれば良いのです。飛行機の場合は鳥がお手本です。そして現在では更に車も空を飛べるようになってきています。今や車が空を飛べるような時代です。また、ムササビのように空を飛ぶことができます。ムササビの飛び方を真似すれば良いのです。ウィングスーツを着れば、ムササビのように飛ぶことができます。

少し話はずれますが、多くの人は「自分はうまく絵が描けない」と思っています。しかし、絵を描くための5つの原則を実践すれば、絵は5日で書けるようになります。

同様の方法、同様の理屈で外国語を誰でも半年で身につけることは可能です。

その方法が5つの原則7つの実践というものです。

1つは、才能が必要という誤解です。

ここで「ゾーイ」という女性の話をしましょう。オーストラリア出身のゾーイは、オランダでオランダ語を学んでいましたが、言語の習得に苦労していました。周りの人も見限って「君には無理だよ」「才能がないんだ」「諦めたら?」「時間の無駄だよ」などと言われる始末でした。

ですが彼女はこの5つの原則に出会い、ブラジルに渡ってこれを実践しました。すると、半年でポルトガル語を習得できたのです。才能は関係ありません。

もう1つの誤解は、外国語を習得するためには、その国に行って外国語漬けで生活する必要があるというものです。香港に住んでいる西洋人を見てみると、10年住んでいても、一向に中国語が話せるようにはなりません。

アメリカやイギリス、オーストラリア、カナダに住んでる人は、10年、20年住んでいても英語が話せるようにはなりません。

つまり、環境に浸るだけでは語学を習得することは不可能なのです。

溺れている人は、泳ぎ方を学びはしません。外国語に関しては、大人も赤ちゃんも同じです。もし周りの大人が赤ちゃんに対し、全然分からない難しい話ばかりをしていたら、言語の習得は難しいでしょう。

前置きが長くなりましたが、本題である5つの原則について紹介します。

言語学習:5つの原則

第1は、この4つの言葉です。

注意力・意味・関連性・記憶

この4つにはとても密接な関係があり、学習においてとても重要です。

森でハイキングをしていると想像してください。森の中を散策していると、木に傷が付いているのを見つけました。何も気にせず更に50メートル進みます。すると何か大きな足跡が見つかりました。何も注意を払わずにそのまま歩き続けると、その先には巨大なクマがいました。この時点でようやく最大限の注意を払うことになります。

木にあった傷は巨大なクマのもので、自分に関わり重要なものなんだと学ぶわけです。どんな情報でも、自分の生命に関わるなら最大限の注意を払うでしょうし、記憶にも残ります。同様に、自分の目標達成に役立つ情報であれば、注意を払い記憶にも残るようになります。

これが言語学習のための第一の原則です。

言語の自分に関わる部分に集中すること、これは次の原則でもある道具にも関連します。道具というのは、使うことによってその使い方を学ぶものであり、必要な道具ほど早く覚えるものです。

1つ例を挙げると、「キーボード」もよく使う道具の一種です。例えば中国語の入力には特殊な方法があり、この道具の使い方を覚える必要があります。中国語のキーボードはとてつもなく難しいことで有名です。

先ほどの「ゾーイ」の話に戻りますが、あるとき彼女は、48時間以内に中国語の研修マニュアルを作ることになりました。その時点で彼女は9ヶ月経っても中国語のキーボードが打てない状態でした。しかし彼女は、その48時間で中国語を打てるようになったのです。

関連と意味と重要性があったからです。

というわけで、外国語習得のための第2の原則は、その言語を最初の最初からコミュニケーションの道具として使うことです。

ゾーイが初めて中国に行った時、中国語をまるで話せませんでした。到着して2週目に夜行列車に乗ることになりましたが、食堂車で8時間に渡って警備員とおしゃべりしました。

一晩中、中国語で話していましたが、相手の彼は絵を描いたり、身振り手振りや顔の表情を使って伝えようとしていたので、ゾーイは徐々に理解できるようになりました。その2週間後に素晴らしいことが起きました。

周りで中国語が話されていた時に、部分的に理解できるようになっていたのです。中国語を学ぶ努力すらしていなかったのにも関わらずです。夜行列車での会話で中国語を吸収していたのです。

これが3番目の原則になります。「伝達内容を前もって理解していれば、言語は無意識のうちに身に付く」ということです。

このことに関しては多くの報告があります。理解によるインプットと呼ばれていて、20〜30年に渡り研究されています。先駆者のスティーブン・クラッシェンは、関連する様々な研究成果を発表しています。

  • 文法中心に習ったグループの成績
  • 理解可能なインプットで学習したグループの成績

を比較すると、圧倒的に後者の方が成績が高いという研究結果が出ました。

つまりは、文法を理解しようとするよりも、実践的な理解の方が、言語の習得に効果があるのです。

外国語の学習は知識の蓄積とは違うのです。

多くの点で、外国語はむしろ肉体的トレーニングに近いのです。

常に英語の成績がトップの学生であっても、大学を卒業しアメリカに渡ると、周りの話す英語が全く理解できないということはよくあります。ついには「耳が聞こえないの?」と言われる始末です。英語の成績は全く関係ありません。

人間の脳にはフィルターがあり、馴染みのある音だけを通し、馴染みのない音は通さないのです。言葉が聞こえなければ意味も理解できず、理解できなければ学ぶこともできません。音を聞き取れなければ始まらないのです。

聞き取れるようになる方法は、肉体的トレーニングです。

話すという行為は筋肉を使います。顔には43もの筋肉があり、それらを連動させて使うことで、他の人が理解できる音声を作り出すのです。

新しいスポーツを初めて何日目かに体は筋肉痛になりますよね。外国語学習も同じです。顔が痛くなるようでなければいけません。

そして最後の原則は、外国語を学ぶ時は心理状態が重要ということです。

もし、悲しみ、怒り、不安などネガティブな感情があると学習はうまくいきません。一方、楽しくリラックスし、脳からアルファ波が出て好奇心を感じているなら、言語を素早く習得することができます。

特に、不完全なことに対する寛容が必要です。

100%理解しないと気が済まないというタイプなら、外国語を聞くのは耐え難いものでしょう。完璧に理解できないことに終始苛立つことになるからです。逆に分からないことがあっても、気にせず分かる分野に注意を傾けることが出来るなら、リラックスして速やかに学べるでしょう。

7つの実践方法

次にこれら5つの原則に基づいた7つの実践方法を説明します。

1つ目は「たくさん聞くこと」です。

脳を外国語に浸すのです。学習している外国語をとにかくたくさん聞くようにしてください。理解できるかどうかは問題ではないのです。言葉のリズムや、繰り返されるパターン、目立つ部分に耳を傾けるだけで良いのです。その言葉に脳を浸しましょう。

2つ目は「言葉よりも先に意味を知ること」です。

単語もわからずにどうやってやるのか。人間のコミュニケーションは、多くの部分は身振りで行われます。理解可能なインプットによって理解しているのです。

また、すでに知っているパターンを利用することもできます。もし、標準中国語と広東語のできる人がベトナムに行ったら、ベトナムの日常会話の6割は理解できるでしょう。なぜなら、ベトナム語の3割は標準中国語で、3割は広東語だからです。

3つ目は「単語を組み合わせること」です。

考えたことないかもしれませんが、動詞10個と、名詞10個と、形容詞10個だけで、1,000の異なる文章が作れるのです。

言語を使うというのは創造的な行為です。赤ちゃんはどうやって話しますか?

「ボク オフロ スグ」などと言います。そうやって意思伝達をするのです。組み合わせ、創造的になり、楽しみましょう。

4つ目は「核の部分に集中すること」です。

どういうことか?

頻繁に使われる部分を覚えるということです。英語の場合、1,000語で日常会話の85%をカバーできます。3,000語あれば日常会話の98%をカバーできます。3,000語知っていれば、英語はほぼ話せるということです。それ以外の単語はネイティブも滅多に使わないおまけのようなものです。

外国語を習い始める時は、「道具箱」から始めるようにしましょう。

1週目には、学ぶ上で必要な言い回しを覚えてください。

「もう一度言ってください」

「どういう意味ですか?」

学ぶ言語で使えるようにして、それを役立つ道具として使って、その他のことを学んで行くのです。

2週目には、このようなことが言えるようになってください。

「私」「これ」「あれ」「あなた」「あげる」「暑い」

簡単な名詞、代名詞、動詞、形容詞を使って、幼児のようにコミュニケーションをとるのです。

そして3、4週目には「つなぎ言葉」を練習します。

「だけど」「しかし」「だから」

などです。

文をつなげて、より複雑な意味を表せるようにするものです。この時点で、すでに「話している」と言える状態です。

 

またこの時、「外国語の親」を見つけるようにしてください。子供と親のやり取りを見たことがあれば、意味が分かるでしょう。小さな子供が話す時は、簡単な単語の簡単な組み合わせで話します。文法や発音などが変なこともあります。家族以外の人には意味不明かもしれませんが、親は理解できます。

だから子供は安心できる環境で話し、自信を持つことができるのです。親は身振り手振りを使い、子供に分かる優しい言葉で話しかけます。理解可能なインプットのある安心できる環境を手に入れるのです。

この方法はうまくいきます。でなければ、誰も母国語を身につけられないでしょう。

「外国語の親」となる人は、あなた個人に関心があり、対等な立場で接し、あなたが理解できるような気を遣ってくれるような人です。

 

外国語の親」の条件が4つあります。

配偶者はあまり適格とは言えません1つ目は、あなたの話す言葉が変であっても理解しようと努力してくれることです。

2つ目は、あなたの間違いを無理に訂正しないことです。

3つ目は、あなたが言った言葉をどう理解したかフィードバックを返し、あなたが適切な受け答えや正しい言い方が分かるようにすることです。

4つ目は、あなたに分かる単語を使うことです。

6番目の実践は、「顔の動かし方を真似る」ことです。

筋肉を正しく動かす必要があります。その外国語の話者に分かる発音ができるようになります。

ここで心がけるのは、顔の動きに対する音を自分自身で聞き、聞いた音で顔の動きを修正することです。これで顔を使ったフィードバックループができます。

ネイティブスピーカーを見る機会があるなら、顔の動きをよく観察してください。ルールというのは、無意識に呼吸すれば使えるようになります。

7番目の実践は、「直結」と呼ばれるものです。

外国語学習者の多くがやってしまうミスは、母国語の単語と、外国語の単語を対応づけて、記憶するまで何度も何度も繰り返すというものです。これは非常に効率が悪い学習方法です。

知っているものには全て、心の中にイメージや感覚があることに気づいてください。例えば「火」について話す時、煙の匂いがし、パチパチと音が聞こえ、炎を想像するでしょう。つまり、イメージやそれに関する記憶から入って別の経路から出ていくのです。この経路は時間をかけて形成されます。新しい音を元からある自分の内部イメージに関連づけるのがだんだん上手くなっていきます。

何度も繰り返すうちに、この作業が上達し、無意識にできるようになります。

まとめ

以上が外国語を習得するための5つの原則と7つの実践です。

1つやるだけでもあなたの外国語は格段に上達します。これは外国語学習者が自分で自由にできることです。全てを実践したら半年で外国語を使いこなせるようになります。

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