オンライン英会話では、外国人と話すことで実際の会話・コミュニケーションを通して英語を身につけていきます。
しかしながら、ただレッスンを受けてやりとりをしていれば、勝手に英語力が上がっていくようなものではありません。自発的に発言し、考え、復習を行わなければ、英語を使えるスキルとして定着させることは不可能です。
せっかくオンライン英会話のために月額料金を払っているのに、英語力が身につかなければ、受講している意味がなく、時間の無駄になってしまうでしょう。
そうならないためにも、オンライン英会話を効果的に活用する必要があります。
今回は「オンライン英会話の活用方法」について解説します。
これからオンライン英会話でのスキルアップを目指している方や、伸び悩んでいる方の参考になれば幸いです。
オンライン英会話を活用できていない人
前置きしておきますが、オンライン英会話のレッスン中で使うフレーズや文法などのテクニック的なことは解説しません。あくまでもオンライン英会話を利用する際の心構えや、考え方を中心に活用方法を紹介します。
オンライン英会話を利用していて伸び悩んでいる人には、ある特徴があります。
- レッスンの他に予習・復習していない
- 集中できる環境で受講できていない
- 恥ずかしさが攻略できていない
- 英語を話すことに対するハードル
これらの要因が重なって、なかなか結果に結びつかないということが考えられます。
一つずつ解説します。
レッスンの他に予習・復習していない
オンライン英会話では、バイリンガルや外国人講師とのレッスンを通して英語を学んでいきますが、それだけで上達するものではありません。
多くのオンライン英会話は、1レッスン20〜25分単位で行われます。この短時間の間に吸収できる英語力は限られています。
毎日のように何時間もレッスンを受けられる時間的・金銭的な余裕があるならまだしも、多くの人はそこまでの時間は取れません。
さらに、毎回のレッスンにはかなりのエネルギーを使います。完璧に理解できない言語で意思疎通をとるわけですから、その場の雰囲気やジェスチャーだけでレッスンが流れていくこともしばしばあります。
オンライン英会話のレッスンに慣れるまでは、過酷な環境でレッスンを受けることになるということを自覚しておきましょう。
緊張した状態では、新しい知識を柔軟にインプットすることは難しいため、レッスン時間外の予習・復習が欠かせないのです。レッスンのための学習でなくとも、英語を聞き流したり、読んだりと少しでも多くの時間を英語に触れられるように心がけましょう。
リラックスした環境の中で予習・復習を行うことで、インプットしたことは記憶に定着しやすくなります。
集中できる環境で受講できなていない
オンライン英会話でレッスンを受講する際には、出来るだけ「一人で」集中できる環境で取り組むようにしましょう。
周りの目が気になったり、気兼ねなく発言できる環境でない場合、せっかくのマンツーマンレッスンの効力を最大限活かしきることはできません。
講師を独り占めできるのですから、環境音や邪魔が入らない環境で受講するようにしましょう。
インターネットの通信状況が悪く、レッスンに集中できていないということも考えられます。この場合、講師の話す内容が聞き取りづらく、自分で絞り出した英語も相手に伝わらないという事態になってしまい、意思疎通がとれません。
オフィスから講師がレッスンを行う形式のオンライン英会話は、回線は安定していると思いますが、講師が自分の家からレッスンを行える形式の場合は、回線が安定しないということもあります。
オフィスからレッスンを行うか、同じ日本国内からオンラインで教えてもらうレッスン形式が望ましいでしょう。
通信回線は安定しているけど、マイクやスピーカーの音質が悪くて聞き取りづらいという場合もあります。
パソコンの内蔵マイクから出る音の場合、英語が聞き取りづらく、マイクがない場合、相手に伝わりづらいということもあります。
せっかく英語を正しく発音できているのに、マイクのせいで相手に伝わらないのは非常にもったいないですよね。
少しでも音声環境を整えて、会話に集中できる環境を整えましょう。
オススメのヘッドセット
恥ずかしさが攻略できていない
オンライン英会話を始めたばかりの頃は、「英語を話す」こと自体に慣れていないため、恥ずかしさを感じてしまうこともあるでしょう。
これは誰しもが通る道です。
- 発音を間違えたらどうしよう
- 文法に自信がないなぁ
多くの人がこのような不安を抱えながら、オンライン英会話に踏み出しています。
ですが
「間違いを恐れて口ごもってしまう」
「恥ずかしさでうまくコミュニケーションがとれない」
などの問題は、回数を重ねることで解決することができます。
オンライン英会話では、英語力だけでなく「外国人とのコミュニケーション能力」を鍛える側面もあるのですから、シャイな性格を克服するのにもぴったりです。
オンライン英会話を活用して、レッスンを重ねることで「外国人と堂々と意思疎通ができるようになる」ことを実現できるのです。
英語を話すことに対するハードルが取りきれていない
これまでの英語学習で「英語を話す」ということをどれだけ経験してきたかで、慣れるまでの時間や労力が変動します。
いわゆるインプット型の学習ばかりで、自分からアウトプットする練習をしていない場合は苦労するでしょう。
しかしながら、必ず上達すると信じて経験するしかありません。
まとめ
これまで「オンライン英会話を活用できていない人の特徴」についてまとめてきました。
つまり、うまく活用するためには上記で紹介したこととは逆のことをすればいいわけです。
オンライン英会話は、英語学習のための手段でしかありません。
取り組み方や心構え次第で、結果が付いてくるかどうかが左右します。確実な成果を残すためにも、できる限りの準備をした状態で臨むようにしましょう。