「金持ち」と「裕福」は微妙にニュアンスが違いますよね。
私は
- 金持ち・・・単にお金をたくさん持っている
- 裕福・・・普通に生活ができて精神的に豊かである
という意味で解釈していますが、おそらく人それぞれこの言葉の解釈は異なるでしょう。
似ていますが、実際はどのような違いがあるのでしょうか。何がこの二つの言葉を区別するのでしょうか。
幸福は一時的なものであり、原因や要因によって幸福の種類は異なります。
特に、外部要因によって促進されるため、外部要因がなくなるか、慣れてしまうと幸福感もなくなってしまうでしょう。
一方、喜びというのは永続的なものです。人間の深くにある感情なので、置かれている状況(外部要因)によって簡単に変化するものではありません。
「幸福」と「喜び」というのもまた異なります。
「金持ち」と「裕福」
「金持ち」という言葉は、お金、数えられる現金、または数字に関するものです。人の豊かさは、貯金残高、株式、不動産、所有財産などによって定義される場合があります。これが「金持ち」という言葉が持つ定義といえるでしょう。
それでは「裕福」というのはどうでしょうか。
裕福かどうかというのは、お金の量とは関係ありません。多かれ少なかれ価値観は違えど、貯蓄や収入の量とは全く関係していません。
金持ちの定義は非常に単純なものですが、裕福というのは複雑であり、お金や財産のような指標で定義することはできません。
金持ちだけれど裕福と感じていない人もいれば、金持ちではないけれど裕福という人も大勢います。
通貨
現在の生活を継続すると仮定して、今後2年間の生活を何の心配もなくリラックスできるのであればあなたは金持ちにあたります。
具体的な金額にすると、約2200万円です。なんの苦労もなく2年間生活する場合は、このくらいの貯蓄が必要です。
金銭的
AさんとBさんの二人がいるとします。Aさんは年間2000万円の収入があります。Bさんの年収は700万円です。
しかしAさんは、毎朝6時にオフィスに向かわなければなりません。仕事量が多く、上司へのプレゼンのために準備をし、夜早く就寝しなければなりません。
一方、Bさんは十分な収入源がある自分のビジネスを持っています。Bさんは誰にも義務を強制されず、自由な選択でライフスタイルを送ることができます。
好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、リラックスしたライフスタイルを送ることができます。誰にも邪魔されずに生活ができて、金銭的にも満足しているのでBさんはとても裕福な生活をしていると言います。
非金銭的
お金持ちであっても、全てを手に入れることができるというわけでもありません。お金持ちであっても裕福な人はずっと先にいます。
資産や貯金残高などの単純な数字と同じくらいに重要な要素が関わっています。
健康こそ資産
いくらお金を持っていても、健康的な生活が送れなければ、裕福とはいえないかもしれません。自分の健康を大切にしながらお金を稼ぐことが重要です。
健康的な生活を送るためには定期的な運動や、健康的な食事、健康保険などが特に重要になります。
ある程度の貯蓄ができたら、あとは人生を楽しむだけです。リタイアというやつですね。海外では30代、40代で一生分のお金を稼ぎ、あとは遊んで暮らすというブームがきているようです。
裕福は素晴らしい家族生活を意味する
たくさんのお金を稼ぎ裕福になると、私生活に支障をきたす可能性もあります。
家族や友人との関係で悩み、自分自身の時間を奪われてしまうことにもなります。これでは本末転倒ですよね。
裕福な人は、愛する人を大切にし、理解し、時間を共有します。たとえ金持ちになっても私生活と仕事のワークライフバランスを維持するようにしてください。
より裕福な生活を選ぶべき
裕福であるというのは、賢い生き方です。裕福な人々がのんびりしているということではありません。将来のリスクを予測するべきです。
裕福な人というのは、ある共通点があります。
あらゆる不測事態や、予測不可能なことに対して入念に準備をしています。借金がなく、お金の管理をしっかりしています。
単に金持ちというのは、稼ぐことだけに集中し、お金の管理と運用の部分を考えないことです。お金持ちというのは、魅力的に映るかもしれませんが、実際は毎日過酷なラットレースを繰り返しているだけの場合もあります。
仕事の収入に依存せず、株式、保険、不動産などの収入源で生活のすべてをカバーする必要はありませんが、リラックスして家族や友人と、健康的で充実した生活が送れると、真の意味で裕福になれるのです。
単に「お金を稼ぐ」という次元を超えて、裕福になるための優先順位を決めてください。