リモートワークやオンライン会議などで、ウェブカメラを使用する機会が増えています。ウェブカメラには種類が多く、画質や機能など、何を基準に選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、ウェブカメラを選ぶ際のポイントとおすすめのウェブカメラを厳選して紹介します。初めてウェブカメラを使うという方から、高画質な映像で動画配信をしたいという方まで様々な用途に対応したウェブカメラをまとめています。
目次
ウェブカメラの選び方
ウェブカメラを選ぶ際のポイントについていくつかまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
画質・フレームレート
ウェブカメラを選ぶ際には、画質720p以上のものを選ぶと良いでしょう。画素数が小さいと映像が鮮明でないだけでなく、全体的に暗い映像になってしまいます。
ちなみにMacbookに標準搭載されているカメラも720p(1280×720)の画質です。決して画質が良いとは言えませんが、オンライン会議やリモートワークで使用する分には十分な画質です。
画質の他にフレームレートも重要です。フレームレートとは1秒間の静止画のコマ数のことです。このフレームレートは30fps以上のものをおすすめします。
特にオンライン会議などのインターネットを介してウェブカメラを使用する場合は、フレームレートの低さと回線の悪さのダブルパンチで絶望的にカクついた映像になることもあります。
映像の品質を保って利用するためには、最低でも720p/30fps以上のウェブカメラを利用しましょう。
視野角
ウェブカメラを使用する環境によっては、視野角も考慮した方が良いでしょう。
特にカメラとの距離が近すぎる場合、どアップで映ってしまい、まるでズームしたような映像になります。視野角が広いと、幅広く映し出すことができるため適度な距離感で撮影できます。
会議などで複数人が参加する場合は、画角の広いカメラにすることで、画面に映らなくなる見切れを防ぐことも可能です。
広角のウェブカメラを選ぶ場合は、視野角が60°以上のものを選ぶと良いでしょう。
画角が広い分、背景にあるものが映ってしまうというデメリットもありますが...。
フォーカス機能
ウェブカメラには、自動でピントを合わせる機能であるオートフォーカスが搭載されているものもあります。
オートフォーカスにより、映像に映るものに自動的にピントを合わせ、手動でピントを合わせるという手間を省けます。
特にウェブカメラにおいては、映っている映像をリアルタイムで確認できるという環境が整っていないことも多いため、オート(自動)フォーカスが搭載されているウェブカメラにすることをおすすめします。
設置場所
ウェブカメラの設置場所に悩むこともあるでしょう。多くのウェブカメラはノートパソコンの上部に取り付けるか、ディスプレイ上部に取り付けるなどの設置方法があります。
その他にも卓上にそのまま置く場合や、三脚取り付けに対応したタイプのウェブカメラもあります。
ミニ三脚が付属したウェブカメラもあるため、使用環境によって使い分けると良いでしょう。
ドライバのインストール
ウェブカメラを使い始めるために、専用のドライバをインストールする必要があるタイプのものがあります。
面倒な設定をしたくないという場合は、USB接続してすぐに使用できるドライバインストール不要のウェブカメラにしましょう。
ステレオ・モノラルマイク
ウェブカメラに内蔵されているマイクには、モノラルタイプやステレオタイプなどがあります。
リモートワークや動画配信などで会話の機会が多い場合は、音質にも気を配るようにしましょう。
モノラルマイクよりも、ステレオマイクの方が音を立体的に録音でき、聴く際にも臨場感があります。
動画編集機能が搭載されたものもあり
ウェブカメラ製品の中には、動画編集機能が付属したものもあり用途によって活用すると良いでしょう。
撮影した動画をYouTubeやTwitchなどにアップロードする場合は、簡易的な編集機能が付属した製品にすると良いでしょう。
しかし、あくまでも簡易的な編集機能のみなので要注意です。
カメラの角度
カメラをどの角度に稼働させられるかも確認しておきましょう。
垂直・水平・360°回転など稼働させられる範囲が限定的なものもあるため、購入後に設置場所に悩まないためにも、撮影できる範囲、つまり角度の稼働範囲を確認しておきましょう。
対応OS
ウェブカメラはPCにUSB接続ができれば基本的には使用できます。
Windows、Mac、Chromebookなどに対応していますが、「付属の編集ソフトはWindowsのみにしか対応していない」ということもあるため、事前に確認しておきましょう。
USB-C接続のウェブカメラの場合は、PCがUSB-C端子に対応しているかも要チェックです。
おすすめのウェブカメラ
おすすめのウェブカメラを厳選して紹介します。表示されている価格は2020年6月時点のものです。在庫切れや価格が異なる場合があるため、販売ページをご確認ください。
ロジクール c270n
Amazon:約2千円
ビデオ通話や動画撮影のみならず、静止画の撮影も可能。
自動光調整により照明条件を自動的に調整し、暗い部屋でも明るい映像を表示します。
ノイズリダクションに対応したマイクにより、騒がしい部屋や環境音が気になるという場合でもクリアな音声を拾うことができます。
ポイント
- 720/30fps
- 自動光調整
- 静止画撮影可能
- 固定フォーカス
- 視野60°
- マイク内臓
ロジクール C525n
Amazon:約1万円
折りたたんでレンズを保護し、持ち運べるオートフォーカスHDウェブカメラ。
360°の角度調整ができるため、あらゆる状況においても柔軟に対応し通話や撮影が可能です。設置場所が限られている場合でも、幅広い用途に使用できます。
ノイズリダクションマイクにより、クリアな音声を伝えることが可能。
ポイント
- 720p/30fps
- 自動フォーカス
- 視野角:69°
- マイク内臓
- 静止画撮影可能
ロジクール C920n
Amazon:約7千円
1080p/30fpsの高画質映像により、鮮明な映像で録画することが可能。
2台のマイクをウェブカメラの両側に搭載しており、臨場感のある自然な音声を録音できます。
Windows、Macどちらにも対応しており、Logicool Captureアプリによる動画レコーディングが可能です。
ポイント
- 1080p/30fps
- 自動フォーカス
- USB-A対応
- 視野角:78°
ロジクール C922n
Amazon:約9千円
高度なオートフォーカス機能により、鮮明で臨場感のある映像を録画可能。
720pの場合は60fpsでの録画ができるため、YouTubeやTwitchなどのライブ配信にも適しています。
ミニ三脚が付属しており、柔軟に配置を決めることができます。
ポイント
- 1080p/30fps、720p/60fps
- HD光照明
- 無料の3ヶ月間Xsplitライセンス同梱
- ステレオサウンド
- 自動フォーカス
- 視野角:78°
- USB-A対応
エレコム UCAM-C750FBBK
Amazon:約4千円
面倒なドライバのインストールが不要であり、USB接続するだけですぐに利用し始めることができます。
Windowsに対応した動画編集ソフトをインストールすることで、簡易編集機能などの便利な機能を使用できるようになります。(Mac非対応)
1920×1080pの高画質録画、撮影ができ、SkypeやYouTubeなどのライブ配信にも最適です。
ポイント
- 1080p
- Mac、Windows対応
- 固定フォーカス
- マイク内臓
- 視野角:66°
- ドライバインストール不要
- 動画編集機能
エレコム UCAM-C980FBBK
Amazon:約3.3千円
1080pフルHDの高画質録画が可能なウェブカメラ。低ノイズ。高音質のデジタルマイクを搭載し、ステレオ録音に対応しています。
ノートパソコンやデスクトップのディスプレイに取り付け可能で、卓上の平面にも設置可能なマルチスタンドです。
ポイント
- 1080p
- 視野角:68°
- ステレオマイク内臓
- 固定フォーカス
- ドライバインストール不要
- 動画編集機能
eMeet C960
Amazon:約3千円
ドライバなしで使える1080pの高画質ウェブカメラ。
テレワークなどで複数人が発言する状況にも使える高音質デュアルマイクを内臓しており、対応可能なアプリが多く互換性も十分です。
三脚を取り付けることもできるため、設置場所を自由に決められます。Windows、Mac、Android 5.0以降、Chrome OSなどの様々なOSに対応。
ポイント
- 1080p/30fps
- 固定フォーカス
- 視野角:80°
- マイク内臓
- 三脚対応
- ドライバインストール不要
ロジクール C980OW
参考価格:18,500円
1080p/60fpsでの録画が可能な高性能ウェブカメラ。
AI追尾オートフォーカス、自動露出補正、自動ブレ補正により、動きの多い場面の撮影でも最適な映像を撮影できます。
USB-C接続により、高速なデータ転送が可能。
ポイント
- 1080p/60fps
- 自動フォーカス
- 視野角:78°
- USB-C対応
- 縦型撮影対応
- ステレオマイク内臓
ここで紹介しているウェブカメラ以外にもまだまだたくさんの種類があります。
画質や価格、設置場所などを考慮しながら選ぶと良いでしょう。