HDMI2.1は2017年に発表された規格ですが、実際に対応したモニターは2021年現在も種類は少なく価格もかなり高いです。
最近になって、HDMI2.1に対応したモニターが少しずつ増えつつあります。
特にPS5が発売されて以降、HDMI2.1搭載のモニターの需要が高まっているようです。
4Kまでの画質であれば最大240Hzまでのリフレッシュレートに対応しており、高画質で滑らかな映像でゲームをしたい方は注目しているでしょう。
帯域幅は最大48Gbpsまで向上し、HDR(High Dynamic Range)にも対応しています。これにより自然で鮮明な映像描画が可能になります。
さらに、HDMI2.0では4K60Hzまでの対応でしたが、HDMI2.1では4Kで120Hzにまで対応しました。
これによりPS5の要件を満たし、4K120fpsでプレイするのに欠かせないHDMI規格となりました。
HDMI2.1の機能
- eARC対応による高音質
- ゲームモード可変リフレッシュレート(VRR)
- 自動低遅延モード(ALLM)
- クイックフレームレートトランスポート(QFT)
しかしながら、最新のHDMI2.1規格対応のモニターはまだまだ少なく、そう簡単に購入できる価格帯でもありません。
4K120Hz以上のモニターは10万円を超えており、まだまだ普及には時間がかかるでしょう。
目次
HDMI2.0とHDMI2.1の違い
HDMI2.0では最大18Gbpsの帯域幅でしたが、HDMI2.1では最大48Gbpsにまで向上しました。
これにより高いリフレッシュレートや高解像度にも対応できるようになりました。
HDMI2.1はゲームのような高速描画を必要とする用途に向いています。
画面遷移が速いと1秒間に転送されるデータ量も増えるため、帯域幅がより重要になるのです。
可変リフレッシュレートに対応
高解像度・高リフレッシュレートの他にも、HDMI2.1には「可変リフレッシュレート」というゲーマー向けの機能が含まれています。
これまでは、可変リフレッシュレートを有効にするためには、G-SyncやFreeSync対応のモニターが必要でした。
HDMI2.1では可変リフレッシュレートを有効にするために専用のモニターが不要になります。
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HDMI2.1対応モニター
表示されている価格は2021年7月時点のものです。在庫切れや価格が異なる場合があるため販売ページをご確認ください。
Acer Nitro XV282KKV
リフレッシュレート144HzとHDMI2.1ポートを2基搭載した4Kゲーミングモニターです。
可変リフレッシュレートと4K120HzをサポートするHDMIケーブルが付属しており、PS5のようなゲームに対応する数少ないモニターです。
視野角の広いIPSパネルを搭載・表面処理はノングレアを搭載。応答速度は1msのためFPSのようなゲームにも最適です。
●価格:118,000円(税込) ●モニターサイズ:7.17kg ●解像度:3840×2160(4K) ●応答速度:1ms ●リフレッシュレート:144Hz ●インターフェイス:DisplayPort 1.4×1、HDMI2.1×2、USB3.2×1 ●パネルタイプ:IPS ●VESA規格:100×100mm対応 ●表面処理:ノングレア
LG UltraGear 27GP950-B
2021年5月下旬発売。
4K120Hzまで対応した27インチゲーミングモニター。
Nano IPSパネル・1msとなっており、美しさと速さを両立した画質を映し出します。
おすすめポイント
- VESA DisplayHDR 600に対応
- AMD FreeSync Premium Pro対応
●価格:約13万円 ●画面サイズ:27インチ ●アスペクト比:16:9 ●パネルタイプ:Nano IPS ●表面処理:ノングレア ●解像度:3840×2160(4K) ●応答速度:1ms ●リフレッシュレート:HDMI(48-120Hz)、DisplayPort(48-144Hz)