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Nintendo Switch 2 と ASUS VZ249HFA-Gモニターの相性評価。価格の安さでモニターを選ぶ人におすすめ!

今回の記事では、Nintendo Switch 2用のモニターを探している方向けに「ASUS VZ249HFA-G」を紹介します。

画面サイズ24インチでひとりでゲームをする人にはちょうど良いサイズであり、価格の安さもおすすめポイントです。

スピーカー内蔵モデルのため、別途スピーカーやヘッドホンと接続する必要がなく、手軽にゲームを遊びたい層にピッタリです。

映像出力(解像度・リフレッシュレート)の整合性

Nintendo Switch 2(以下 Switch 2)はドック経由でHDMI出力が可能で、最大で3840×2160(4K)@60Hz、また1920×1080(フルHD)では最大120fps出力に対応しています。

一方、ASUS VZ249HFA-Gモニターは23.8インチIPSパネルで解像度1920×1080、リフレッシュレート最大100Hz対応です。

したがって映像信号としてはSwitch 2のフルHD出力とモニターの解像度は合致し、リフレッシュレートはモニター側が100Hzまでなので、Switch 2側で1080p出力時は最大100Hz(または60Hz)での表示となります。

120Hz出力はモニターの仕様外となるため、安定動作させるには60Hz設定が無難です。

映像端子は両者ともHDMIなので、ケーブル一本で映像・音声を伝送できます。

なお、Switch 2はHDR10出力にも対応しますが、本モニターはHDR機能を備えておらず(IPS液晶の標準仕様)、HDR映像を受けても自動的にSDR相当で表示されます。

HDMI接続時の映像・音声互換性

VZ249HFA-GはHDMI入力端子を備えており、Switch 2のHDMI出力と直接接続可能です。

映像信号は前述の通りフルHDで安定して表示できます。

音声について、Switch 2はHDMI経由で最大リニアPCM 5.1ch出力に対応していますが、このモニターの内蔵スピーカー(1.5W×2)はステレオ出力のみなので、5.1ch音声は自動的に2chにダウンミックスされます。

モニター背面(または底部)には3.5mmステレオミニジャック(ヘッドホン端子)も付いているため、ヘッドホンや外部スピーカーを接続して音声出力することもできます。

内蔵スピーカーは小出力なので、音質や音量を重視する場合はヘッドホン端子経由での音声出力をおすすめします。

本体とモニター間でHDMIケーブルのバージョンフルHD/60Hz以下ならHDMI 2.0以下でも問題なく動作します。

Adaptive Sync(可変リフレッシュレート)の有効性

VZ249HFA-GはAdaptive-Sync(AMD FreeSync相当)のVRR(可変リフレッシュレート)技術に対応しており、ゲーム画面のティアリングやカクつきを低減できます。

しかしNintendo Switch 2では、VRR機能は携帯・テーブルモード(内蔵液晶画面)でのみサポートされ、ドック経由のテレビ/モニター出力時にはVRRが利用できない仕様です。

したがって、本モニターのAdaptive-Sync機能もSwitch 2接続時には事実上利用できません(つまり映像は固定リフレッシュレートで表示されます)。

これはSwitch 2側の仕様による制約のため、ゲーミングモードの滑らかさにはあまり影響しませんが、FreeSync/G-Syncの恩恵は受けられません。

応答速度・色再現・ブルーライト

VZ249HFA-GはIPSパネル採用で、178°の広視野角、約16.77百万色表示に対応しています。

輝度は約250cd/㎡、コントラスト比は1300:1とされ、一般的なオフィス・ゲーム用途で十分な画質です。

IPS特有の色再現性の良さと自然な画質を持ち、視野角が広いためどの角度から見ても色変化が少ないメリットがあります。

応答速度は「1ms MPRT(Moving Picture Response Time)」で、残像感を抑制し、動きの激しいゲームでも比較的クッキリ描写できます。

またチラつき防止(フリッカーフリー)機能や、ブルーライト軽減モードを搭載し、目に優しい設計になっています。

これらにより長時間プレイ時の眼精疲労を軽減できます。

なお、HDR表示機能は搭載していない点は留意ください。

総じてフルHDゲーミングモニターとしては十分な画質品質を備えています。

デザイン・設置性・ベゼル・スタンド

VZ249HFA-Gはフレームレスに近い超薄型デザインが特徴で、最薄部は約6.5mmのシンプルでスタイリッシュな外観です。

ベゼル(額縁)幅も狭く、複数台並べたときの没入感を高めます。

モニター背面や側面にはケーブル配線用の溝などは特になく、極めてミニマルな形状です。

スタンドはリング型の円形ベースと細い支柱からなり、シンプルながら安定した設置性を確保しています(傾斜調整は可能で、上方向+23°/下方向-5°程度までのチルトが可能です)。

高さ調整やスイベル・ピボット機能は備えておらず、VESAマウント対応(100×100mm)なのでアームや壁掛けにも対応可能です。

付属品としてHDMIケーブルや電源アダプタが同梱されており、ロック用スロットも装備されています。

全体的に「目に優しいゲーミングモニター」というコンセプトで、シンプルかつスリムなデザインに仕上がっています。

注意点・おすすめ設定

解像度・リフレッシュレート設定

モニターのネイティブ解像度(1920×1080)に合わせ、Switch 2の「TV出力設定」で解像度を1080pに設定してください。

リフレッシュレートはモニターの上限100Hzを超えないよう60Hz出力が無難です(Switch 2のメニューで120Hz出力を選んでもモニターは100Hzまでしか対応しません)。

もし60Hz出力でも動作不安定な場合は、Switch側のTV解像度を「自動」にするか、60Hz固定にするとよいでしょう。

 

映像モード

特に「ゲームモード」など低遅延設定があれば有効化しておくと入力遅延が最小化されます。

ただしSwitch 2にはHDMI経由での自動低遅延切替(ALLM)対応はありませんが、モニター側にゲームモードがある場合は利用する価値があります。

 

音声出力方法

Switch 2はHDMIでの5.1ch出力が可能ですが、本モニターのスピーカーはステレオ2chです。

臨場感のある音声を得たい場合はヘッドホンジャックからヘッドホンや外部スピーカーに接続してください。

内蔵スピーカーは小出力(1.5W×2)なので、音量は控えめです。

ヘッドホン接続時はSwitchの「テレビ出力音声」を「ステレオ」や「マルチチャンネル」に設定し、必要に応じてモニターの音量を調整します。

 

設置と調整

スタンドは角度調整のみ可能で高さ調整はできないため、設置時には画面が目線の高さになるよう台座の位置や机の高さを工夫してください。

画面は非光沢(アンチグレア)パネルなので反射は少ないですが、直射日光や強い室内灯の映り込みには注意が必要です。

また、本機はHDMI入力のみのため、他機器(PCなど)を併用する場合は切替機か別モニターが必要になります。

 

その他注意点:Switch 2のドックには有線LANポートがありますが、モニター側には映像・音声以外のケーブル入力はない点に留意してください。

また、本モニターはTÜV認証済みのブルーライト軽減機能を持つので、長時間プレイ時は低減モードを活用すると眼への負担が軽減されます。

以上のように、Switch 2とVZ249HFA-Gは映像・音声信号の接続要件に互換性があり、フルHDゲーム映像を快適に表示できます。

一方で、Switch 2側のVRR非対応やモニターの100Hz上限といった制約を理解した上で、解像度/リフレッシュレートの設定や音声出力経路を最適化することが重要です。

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