PS5を購入した方の中には、ゲーム画面を録画して実況や配信をするためのキャプチャーボードを探している人もいるでしょう。
PS5は4Kでゲームを楽しむことができますが、録画してYouTubeにアップロードしたり、ライブ配信する場合はフルHD画質でも十分な画質です。
それに加えてば、4Kでは視聴する側の端末にも通信負荷がかかるため、必要以上に高画質で録画するべきかどうかは悩ましいところです。
視聴する側であれば画質を切り替えられるため、動画の画質はそこまで気にしないかもしれません。
ですが、録画する私たちにとって使用するキャプチャーボードの性能は非常に大きな関心事になります。
4Kのような高画質で録画をしてしまうと、その動画を取り込むPCの容量や編集するための動画編集ソフトにも負荷がかかるからです。
「可能な限り高いクオリティで録画したい」という願望はあるでしょうが、現実的には端末との相性や出せる金額と相談し、自分で妥協できるキャプチャーボードを選ぶことになるでしょう。
今回は、YouTubeに実況動画をアップロードする人やライブ配信をする人向けにPS5対応のゲームキャプチャーボードを紹介しています。
4K録画対応のものは種類がそこまで多くないので、PS5に使用できるキャプチャーボードは限られます。
そのため、4KのみならずフルHDでも録画できるキャプチャーボードも載せています。
下記では、PS5のために新しいキャプチャーボードに変えるべきかとPS5に使えるおすすめのキャプチャーボードを紹介します。
目次
PS5画面録画のための準備
PlayStation 5の画面録画は、キャプチャーボードがHDMI入力に対応していれば問題なく録画可能です。
PS4やNintendo SwitchなどもHDMI出力のため、すでにキャプチャーボードを持っているのであればそのまま使える場合がほとんどでしょう。
しかしながら、PS5の4K映像を録画するためには4Kに対応したキャプチャーボードが必要になります。
現在主流のキャプチャーボードは、1920×1080のフルHD録画がほとんどですので、4Kで録画したい場合は買い換える必要があります。
ここで注意しなければならないのは、4Kパススルーに対応していたとしても4K録画には対応していないキャプチャーボードがあるということです。
PS5のためのキャプチャーボードを購入する場合は、4K録画に対応しているかについて確認するようにしましょう。
4Kパススルーとは
パススルーとは、ゲームの画面や音声をPCに出力する機能のことです。つまり4Kパススルーとは、4K映像をPCに出力する機能のことを言います。4Kの出力には対応していても、実際に録画できる画質は1920×1080(フルHD)ということもあるので、キャプチャーボードを購入する場合は注意しましょう。
4K録画のためには4K対応モニターが必要
画面を録画する時に見落としがちなのが使用するモニターです。
4Kで画面を録画したいのであれば、使用するモニターも4Kに対応していなければなりません。
フルHD(1920×1080)のモニターを使用しながら4Kで録画することは出来ないのでご注意ください。
キャプチャボードの価格
PS5は4K出力に対応しているため、録画の際にも4Kで録画したいと考える方は多いはずです。
4K録画ができるキャプチャーボードの種類は限られており、4Kでゲームプレイ・録画するとなると、4K対応ディスプレイ・システム要件を満たすPCが必要になります。
紹介するものの中には、PCが不要なキャプチャーボードも含まれていますが価格が上がってしまいます。
そのため、トータルで考えるとかなりのコストがかかってしまいます。
PCを使って録画するのであれば、OBSのようなソフトウェアを使えば十分だろうと考えている人も多いでしょう。
しかし、OBSのようなソフト側で録画する場合は、ハードウェアに負荷がかかるため映像が途切れたり画面がうまく取り込まれないなどの問題が発生することがあります。
PC側にも録画に耐えうる性能が求められるのです。
ライブ配信のために2台目のPCを購入する予定がないのであれば、外部キャプチャーボードを使うのが最善の策になります。
PCにかかる負荷を軽減し、優れた録画ソフトが内蔵されているため快適にゲーム画面を録画することができるようになります。
PS5に使える4K対応キャプチャーボード
それでは、4Kに対応したキャプチャーボードを紹介します。
AverMedia Live Gamer ULTRA 2.1 GC553G2
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ゲーム配信を行いながらPS5の高リフレッシュレートのパススルー表示をしたい人に最適なハイスペックキャプチャーボード。
PS5で使える4K録画対応キャプチャーボードとしては、現状最も高スペックな性能を備えたキャプチャーボードのひとつです。
VRRやHDRといったPS5の映像技術にも対応しており、ゲーム体験を損なうことなく録画もしたいという要望を叶えられます。
- OS:Windows10
- 4K144fps VRR/HDRパススルー対応
- 4K60fps録画対応
- 本体にカスタマイズ可能なRGBライト搭載
- パーティーチャット用オーディオ入出力端子搭載
I-O DATA GV-4K60/PCIE
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HDMI出力の映像をパソコンで録画できるソフトウェアエンコード型のキャプチャーボード。PCにはそれなりの性能が求められます。
4K60fps HDRパススルー機能搭載のため、4K画質でプレイしながら4K60fpsでの録画が可能。録画映像はHDRには対応していません。
1080pであれば、最大240fpsの録画にも対応しています。PS5で動作することが確認済みなので安心です。
Elgato Game Capture 4K60S+
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スタンドアロンの録画機能を搭載しており、PCがなくても単体で4K60fpsのHDR映像の録画が可能。差し込んだSDカードに直接映像データを保存できます。
最長7時間の4K HDR映像を保存でき、パソコンのハードドライブに直接録画することもできます。CPUへの負担も抑えられるため、ハイスペックなPCが不要なところも初心者にはありがたいポイントです。
付属ソフトウェアでは、マイク音声を別ファイルとして保存できるため実況や配信にも最適です。
AVerMedia Live Gamer BOLT GC555
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4K/60fps HDR録画とパススルーに対応した外付け型キャプチャーボード。
1080Pでは最大240fpsの高フレームレートにも対応しているため、なめらかな映像でゲームをプレイできます。
ソフトウェアエンコード式のためシステム要件を満たすPCが必要になります。
4K60fpsの録画は現在利用可能なキャプチャーボードの中でも最上位クラスの品質です。付属のAverMedia RECentralソフトウェアと合わせて使用することで、様々な設定で画面録画が可能になります。
Thunderbolt 3規格に対応したPCと接続することで、設定が簡単になりHDMIケーブルや録画ソフトウェアがわずか数十秒で準備できます。
4K60 Pro MK.2
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HDRに対応しており、4K/60fpsでゲーム画面の録画・配信が可能。また、HDR10キャプチャにも対応しているため、モニターが対応済みの場合は嬉しい機能です。4K/60fpsで録画するためには、パソコン側が高いシステム要件を満たす必要があります。
映像をさかのぼって録画できるフラッシュバック録画や、1080pでは最大240fpsのパススルー対応などのInstant Gameview機能が備わっています。以前のモデルである4K60 Proはすでに製造が終了しており、現在はこのMK.2のみになっています。
ゲーム配信者のように4K高解像度でゲームをプレイしながら、1080p60fpsでYouTubeに配信するという使い方ができます。
システム要件
- Windows 10(64-bit)
- 第6世代Intel Core i7 / AMD Ryzen 7以上
- NVIDIA GeForce GTX
- PCIe x4/x8/x16 slot
キャプチャーボードがなくてもPS5だけで実況はできるか
PS5には画面録画機能のみならずYouTubeやTwitchと連携してライブ配信ができるようになっているため、キャプチャーボードを持っていなくても実況・配信をすることは可能です。
また、Share Factory Studioという無料の映像編集アプリが内蔵されており、ゲームの実況、編集、YouTubeなどへのアップロード全てがPS5だけで完結します。
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PS5用のキャプチャーボードは必要か
PS5だけで実況ができるのに別売りのキャプチャーボードは必要なの?と疑問に思っている人も多いでしょう。
キャプチャーボードが必要になるのは、より高いクオリティの実況動画を作りたい人や自分の使い慣れているPC環境で録画・配信がしたい人です。
PS5の機能では録画できる時間に上限があったり、高い処理能力を必要とするゲームを録画する場合はエンコーディングした動画がガサツいたり、カクついたりすることがあります。
PS5だけで実況動画を作る場合、PS5に標準搭載されている性能やアプリのみを使用することになります。
ですが、高性能なマイクやオーディオインターフェースを使用する場合は、PCと接続しなければなりません。
また、動画の編集工程にこだわりがある場合は、PS5に内蔵されているShare Factoryでは機能に限界があります。
PS5の録画機能に不満がある場合や自分の好みの環境で録画環境を構築したい場合にはキャプチャーボードの利用がおすすめです。
最低限画面の録画ができて、最低限のカット編集ができる程度でよければ、別途キャプチャーボードを用意する必要はないでしょう。
ライブ配信用のキャプチャーボードは必要か
キャプチャーボードを使うことで、ゲームプレイに影響を与えることなく綺麗な映像を録画したり、ライブ配信ができるようになります。
インターネット通信速度やハードウェアの性能によっては、ゲームをプレイしている1台のPCからライブ配信をすると、映像が途切れたりフレームレートが低下するなどのさまざまな問題が発生することがあります。
キャプチャーボードは、このような問題を解決する最適なデバイスです。
Nintendo Switchのようなデバイスの場合には、そもそもキャプチャーボードを使わなければライブ配信ができません。
iPad OSがHDMI入力に対応したこともあり、ゲーム画面を入力できるようになりましたが、iPadだけでライブ配信をすることは現実的ではないでしょう。
PS5のようなゲームコンソールを使用する場合は、映像を処理するだけでも端末に相当な負荷がかかりますので、専用の処理機能が搭載されたキャプチャーボードを使うことになります。
4K録画ではなくフルHD録画でも十分!フルHDキャプチャーボード
4K録画ができるキャプチャーボードに絞って紹介してきましたが、ここからはフルHD録画が可能なキャプチャーボードを紹介します。
4K録画には対応していませんが、フルHDでも十分だというのであれば利用を推奨します。価格が抑えられる上に、PCにかかる処理も軽くなるため映像途切れなどの問題が発生しにくくなります。
また、4K録画・配信では配信する側にも、動画を視聴する側にも、通信容量の消費や端末に負荷がかかります。
フルHDでも映像としては十分綺麗なので、コストを抑えてバランスの良い録画環境を整備したい人に下記で紹介するキャプチャーボードをおすすめします。
ASUS ゲームキャプチャーボックス
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4Kパススルーに対応し、フルHDで最大120Hzでの録画に対応したキャプチャーボード。
OBS公式承認モデルとして、ゲーム実況に適した機能が多く搭載されており、ボイスチャット録音や解像度の自動調節が可能です。
専用ドライバをインストールすることなく、接続するだけですぐに利用できるためゲーム録画を始めたばかりの初心者の方にも優しい設計になっています。
- 4K(最大60Hz)、フルHD(最大120Hz)のパススルーに対応
- フルHD(最大120fps)、720p(最大60fps)の録画に対応
- PS5、Switch、Mac、Windows対応
- USB3.2接続
AverMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS
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PS4やSwitch、Xboxなどさまざまなゲームコンソールを支えてきた今でもバリバリ現役のキャプチャーボードです。
この機材のメリットは、なんといっても操作の簡単さです。PCが不要でゲーム画面を録画できるということもあり、接続インターフェースもシンプルなコンパクト設計です。
PCが不要な単体録画モードを利用する際には、別途microSDHCカード、またはmicroSDXCカードに動画ファイルを保存することになります。
ゲーム画面を直接PCに入力することもでき、ドライバー不要で自動的にPCに認識されます。
4Kパススルー、1080p/60fps録画に対応しているため、YouTubeなどのプラットフォームにアップロードする時も高画質な映像になります。
- 最大入力解像度:3840×2160(60fps)
- 最大録画解像度:1920×1080(60fps)
- エンコード方式:ハードウェアエンコード
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