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VRは今後さらに普及するのか?メタクエスト・PlayStation VR・メタバースの可能性について考える

Meta QuestやPlayStation VRといったVRデバイスは今後どのように普及するのでしょうか。VR業界の現状や今後の普及の鍵を握る価格や性能といった観点からVRの可能性について考察します。

VRは少しずつ浸透してきてはいるものの、まだまだ利用者数は少なく一部の熱狂的なVRユーザーが使うものという印象があります。「VRに夢を見ているユーザーがお祭り騒ぎをしているだけ」と言われていた頃から考えればかなり受け入れられてきましたが、スマホのようなユーザー数を獲得するまでにはまだまだ年月がかかりそうです。

今回はVR普及の鍵を握る、VR端末の価格や技術について言及してVRの未来について紹介します。これからVRを試してみたいという方、VRをビジネスに活用したいという企業の方の参考になるかもしれません。

VR端末の低価格化

Meta QuestやPlayStation VRをはじめとするデバイスは少しずつですが販売数を伸ばしており、また本体価格もユーザーの手の届きやすい価格に下がってきています。

VR技術の進歩に伴い、低価格でも高い性能を維持したデバイスを開発できるようになっているのです。

思い返してみると、メタクエスト2は発売当初は64GBで3万7180円でしたが、今では128GBで3万1900円にまで値下げされています。

Meta社がどのような意図で価格を下げたのは不明ですが、理由の一つには、まだVRデバイスを持っていないユーザーを取り込みたいという意図があるでしょう。

VR対応のゲームを購入できるMeta公式のストアでは、バイオハザード4やアサシングリードなどの有名タイトルもわずかではあるが増えてきています。

今後は進撃の巨人などの発売も予定されています。このようなビッグタイトルがVRデバイスで利用できるようになれば、これまではVRそのものに興味がなかったユーザーであっても、コンテンツを目的としてVRデバイスを購入してくれるようになるのです。

VRデバイスを購入する目的(プレイしたいゲーム)が無ければ、わざわざ購入する必要はありません。何としてもVRデバイスを購入するきっかけがほしいのです。

 

Meta Quest2が31,900円に値下げ!Nintendo Switchよりも安く買えるようになった

 

Meta社はメタバースの可能性にいち早く注目し社名まで変えてしまいました。

そこまでの覚悟を持って取り組む事業であれば、当然ながら「VR対応のコンテンツをもっと企業に開発してMeta Questで利用できるようにしてほしい」と考えるはずです。

そのためにもVR端末の価格を下げてユーザー数を増やさなければならないのです。

一般消費者の視点から考えれば、VRに興味を持つきっかけには主に2つあります。

  • 試してみたいコンテンツ(ゲーム、映画、アプリ)がある
  • 価格が安い

コンテンツの量については次の項目で解説します。

VRデバイスが安ければ全く興味がなかった層に対してもアプローチすることができます。

実際にMeta Quest2が31,900円に値下げされてからは、Amazonで月間3000台も売れるようになっています。これまで端末を持っていなかったユーザーが価格の低下がきっかけで一歩足を踏み出した好例と言えるのではないでしょうか。

極端な話ですが、PlayStationVR2が1万円で購入できるのであれば、利用者は急激に増えるでしょう。製品価格はシェア拡大のための重要な要素となっています。

安ければ安いほど売れますが、利益を圧迫し赤字になってしまうというデメリットもあります。事業を継続できるだけの利益を維持しつつ、ユーザー数を増やす絶妙な価格設定の舵取りをしなければなりません。

 

VRコンテンツの充実

どんなに価格が安かったとしても、VR対応のコンテンツが少なければわざわざ端末を購入する理由がありません。ソフトとハードは必ずセットで必要になります。

Amazonなどの通販サイトでは2,000円台のVRゴーグルが販売されていますが、解像度や利便性という面ではMeta Questに劣ります。

このような安価なVRゴーグルは、スマホを本体に装着しなければならずその解像度や品質もあまり良いものではありません。手軽にVRを体験するという意味ではニーズを満たせるかもしれませんが、日常的にVRを利用するようにはならないでしょう。

そのため、VR対応の高品質なコンテンツの充実がユーザー数増加の鍵を握るのです。

 

コンテンツの充実という意味で頭ひとつ抜けているのはPlayStation VRです。

ゲームに特化したVRなので、使う意図が明確でありユーザーにとってもハードルが低い端末です。

価格の高さが市場拡大を鈍化させている印象はありますが、最もゲームコンテンツが充実しておりビッグタイトルが遊べるためVRでゲームをしたい層にとっては、PSVR以外の選択肢がありません。

VRゲームを楽しみたいのであれば、まず最初にPlayStation VRが候補にあがるでしょう。

PS4やPS5にケーブルで直接接続しなければならないという弱点はありますが、PlayStation VRでしか遊べないゲームが多くVR市場の中では優位性を築いています。

これまでPlayStationでゲームを開発してきたメーカーにとっては、従来通りPlayStationというプラットフォームの中でゲームを開発したいと考えるでしょう。固定ファンも付いてきますし、互換性という点でも開発しやすいという利点があるからです。

 

一方のMeta QuestもVRコンテンツを増やしています。

Steamリンクアプリ(無料)を利用することで、Steam対応のVRコンテンツを利用できるようになりました。

また、Steamリンクを利用すればVRに対応していない2DのゲームであったとしてもMeta Questでプレイできるようになるのです。VR空間であれば映像を映画館のように巨大なスクリーンに拡大することも可能になります。

PCゲームはディスプレイの物理的なサイズに縛られていましたが、VRであればこのような物理的な制約がなくなります。わざわざディスプレイの前に張り付いてゲームをする必要もないですし、煩わしいケーブルや他のデバイスとの接続インターフェースに気を遣う必要もなくなるのです。

物理的な限界を突破できるというのが、VRの将来楽しみな要素の一つです。

インターネット速度の高速化・リモートプレイ・クラウド

VRデバイスを使ったリモートプレイ環境が充実してくれば、インターネット経由でどこからでもゲームを起動できるようになります。

新幹線の中にいても、飛行機の中でも、車の中でだって映画館を再現できるようになるのです。わざわざキャンピングカーの中に巨大なバッテリーやモニターを運び込む必要はありません。

ですが、ハードウェアの限界もあります。例えばMeta Quest本体だけでリモートプレイやハイスペックなゲームができる機能を内蔵するのは現実的ではないでしょう。ヘッドセットは小型でなけれればならず、その端末の中に内蔵できるCPUには限界があります。

さらにクオリティの高いゲームコンテンツをVRで遊ぶようになるのであれば、やはりリモートプレイやクラウドゲーミングが理想でしょう。

 

素人意見になってしまいますが、ワイヤレスでハイエンドなPCゲームを処理するにはメタクエスト単体では性能不足になることが想像できます。

メタクエストのようなVRデバイスの利用者数増加の鍵を握るのは、ネット環境やバッテリー容量なのかもしれません。

本体も熱を帯びて熱くなりますし、頭にかぶるサイズを維持しなければならないという唯一の制約が課せられています。このサイズに収まり、快適にゲームをプレイできるようになるためには、ソフトだけではなくハードウェアの革新も欠かせません。

安定したリモートプレイ環境を維持できなければまともにゲームはプレイできないし、バッテリーがすぐに切れて何度も充電しなければならないようだと利便性に欠けます。

ユーザーが快適に利用でき、かつ利用する意味(コンテンツの充実)が揃った時にVRが本当の意味でイノベーションを起こすでしょう。

VRの現状:利用者数はどのくらいか

アメリカの10代の30%以上がVRヘッドセットを所有しているという調査結果があります。

イノベーター理論に当てはめて考えれば、すでにアーリーマジョリティの域に到達していることになります。

レイトマジョリティにまで利用者数を増やすことができれば、VRが世に受け入れられて安定したビジネスを築き上げていることを意味するでしょう。

こうなった頃には、消費行動はこれまでは全く違ったものになり、人々の使われる時間の多くがVRの中に移っているかもしれません。

企業ができる対策は、このような流れを先読みし時代の変化に合わせてビジネスを変化させていくことです。

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