今回の記事では、これからゲーム実況を始めてみようという方におすすめの録画・配信環境をご紹介しま。
初心者でも簡単に環境を整えることができるので、ゲーム実況を始めようとしているけど環境構築で悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
ポイント
- パソコンに詳しくない
- 必要な機材が分からない
- ゲーム実況でそれなりのクオリティで録画・配信したい
という方向けに、ゲーム実況環境構築に必要な機材とオススメの設定を詳しく解説しています。
今回紹介する実況環境を実現すれば、ただゲームが録画できて自分の声を入れるだけで良いというだけではなく、画質も良く音質も良いというYouTubeなどの配信にぴったりのゲーム実況環境の構築が可能になります。
目次
初心者向けゲーム実況環境
初心者の方がそれなりのクオリティでゲーム実況をするためには、
- PC
- キャプチャーソフト
- オーディオインタフェース
の3つが必要になります。
今回は、実際に筆者が採用している録画環境を紹介します。初心者向けでありながら、高画質・高音質でのゲーム実況環境が構築できます。
低スペックのノートPCであっても、使用するキャプチャーソフトのシステム要件を満たすことができれば高画質の録画が可能なので、新しく高スペックのPCに買い換える前にチェックしておきましょう。
使用しているキャプチャーソフト
筆者がゲーム実況に使用しているキャプチャーソフトは
Elgato Game Capture HD60
というものです。
現在はHD60 Sという新しいタイプのものがあるため、こちらの方が安く環境を整えることができます。
Elgatoはインターネット配信に特化した機材を数多く販売しています。
初心者でも使いやすキャプチャー機材として好評です。
なぜElgato Game Captureなのか
ゲームキャプチャーソフトには、
- ソフトウェアエンコード
- ハードウェアエンコード
と呼ばれる2種類のエンコード方法があります。
ソフトウェアエンコード式のキャプチャーボードは、ハードウェアエンコード式に比べて価格が安いという特徴があるため、ゲーム実況初心者の方にとっても利用しやすい機材です。
低スペックなノートPCであっても、1080P・60FPSで問題なく録画できます。
(※技術的な説明をすると、第4世代以降のi5,i7CPUであれば問題なく録画可能)
使用しているPC
私が実際に録画に使用しているのは,Macbook Airの2017年モデルです。決してスペックは高くなく、むしろ低スペックの部類に入るのではないでしょうか。
ですが、Elgatoのキャプチャーソフトで録画すれば、1080P/60FPSで録画可能です。
録画に使用しているMacbook Airの詳細なスペックは以下に載せておきます。
PCスペック
- Macbook Air(2017)
- 1.8GHz Intel Core i5
- メモリ 8GB
- macOS Mojave バージョン10.14.6 (2019/12/10時点)
いたって普通のノートPCです。
もちろんwindowsでも使用可能です。
(※注意)ゲーム画面をライブ配信する場合は、それなりのPCスペックが必要となります。Macbook Airでライブ配信をすると、画面がカクついたりするため綺麗に配信することは難しいでしょう。
ライブ配信も問題なし!ハイスペックPC
使用しているオーディオインターフェース
続いてゲーム実況に使用しているオーディオインターフェースを紹介します。
筆者が使用しているオーディオインターフェースはYAMAHAのAG03という機材になります。
正式名称はミキシングコンソール(ミキサー)と呼ぶようですが、この記事ではオーディオインターフェースとします。
電源に接続する必要がなく、USB接続のみで使用することが可能です。
Amazonで1.4万円と比較的安価で購入することができ、機能も豊富なので評価も非常に高くなっています。
オーディオインターフェースは、プロの音楽制作者が使うようなものだと30万円ほどのものまであります。ゲーム実況が目的であれば、そこまで高価なものは必要ありません。
なぜオーディオインターフェースが必要なのか
筆者は以前オーディオインターフェースという機材の存在を知らずに、ノートPCにマイクを直接接続して実況していました。
この場合、音声にホワイトノイズ(サーという音)が含まれてしまい、耳障りになっていました。
さらに、突然大きな声で叫んだり、金切り音がすると、その音声がそのまま録音されてしまうため聞いている人の耳を破壊しかねません。
オーディオインターフェースを使用することで、極端に大きい音を制御してくれるため、編集で音量を調節する必要がありません。
動画を見ている人が不快にならないためにも、音声環境を整えるということはゲーム実況者には必須となるのです。
音質を良いのものにしようとたどり着いたのがこのオーディオインターフェースでした。
YAMAHA AG03の機能
使用しているPCによっては、専用のドライバー(Yamaha Steinberg USB Driver)が必要な場合があります。
YAMAHAのAG03は音楽制作に特化しているため、ゲーム実況の際には使わない接続端子がたくさんあります。
(※ただし、使用しているマイクやヘッドセット、モニターによって使用する端子が異なる場合があります。)
ここで筆者のオーディオインターフェースの使い方を紹介します。非常にシンプルです。
AG03に付属のケーブルでPCとUSB接続。
マイクを接続。
これだけです。
AG03に接続する機器自体はこれが全てですが、先ほど紹介したElgatoのキャプチャーソフトもPCに接続する必要があります。
ついでに筆者が使用しているマイクも紹介しておきます。
現状これで満足していますが、どうやら以下のマイクは音質が良いらしいので近々このマイクに乗り換える予定です。
ゲーム実況をする際の録音には、単一指向性マイクが適しています。単一指向性マイクは、正面からの音を集音するため、周りの環境を取り込まずに声だけを録音することができます。
出来るだけクリアで高品質な音声で録画・実況したいという方は利用してみると良いでしょう。
オーディオインターフェースの設定
YAMAHAのAG03を見るとメカメカしく、音声に詳しくない方は難しそうと思うかもしれませんが、ゲーム実況においては設定は非常に簡単です。
筆者のオススメの設定をご紹介します。
- GAIN・・・8〜9の位置に合わせる。5の位置がちょうど良いとされていますが、筆者の場合は大き目が好きなので数値を大きく設定しています。
- フェーダー・・・マイクの入力音量。太線の位置に合わせる。
私が設定しているのはこの2つのみです。無駄なものを全て省いたシンプルすぎる音声環境になっています。
他にもエフェクトをかけたりする機能があるようです。AG03の機能は、購入した付属の説明書に詳しく書かれているため、設定において戸惑うことはないと思います。
Elgato game captureの接続
PCにはオーディオインターフェースとElgato game captureを接続します。このゲームキャプチャーの接続に戸惑う人も多いようなので、写真付きで解説します。
PS4に接続することを前提としています。
Elgatoには、3箇所の接続端子があります。
①PS4へHDMI接続
②PCへUSB接続
③モニターへHDMI接続
これでPS4のゲーム画面を録画できるようになります。
PCにはAG03用とElgato用の2つのUSB接続端子が必要になるということです。もちろん拡張機器により接続端子を増やすことが可能です。
以上が実際に筆者が構築しているゲーム実況環境になります。
- 低スペックPCでも
- 高音質かつ
- 高画質で
ゲーム実況ができるようになります。
初心者が実況を始める第一歩として参考になれば幸いです。
番外編
ここからは、番外編として流し読みしていただければ幸いです。
Elgatoでゲーム画面を録画していると、割と早い段階で動画の容量がいっぱいになり、
- これまでに撮りためた動画を仕方なく削除したり
- 録画途中で録画が中断してしまった
ということがよくあります。
特にソフトウェアエンコード形式のキャプチャーソフトでは、低スペックのPCが必要ないことを売りとしています。低スペックのPCの場合、PC端末に保存できるデータ容量も少ないことが考えられます。
そのため動画を録画する場合は外付けのハードディスク(HDD)に動画を保存することをお勧めします。HDDでなくてもUSBでも容量の大きい種類はたくさんあります。
3TB 大容量外付けHDD