Xiaomi TV S Mini LED 55 2025 は量子ドット(QD)×Mini-LEDバックライトを採用した最新の55インチ4Kテレビで、308分割ローカルディミングによる高コントラストを実現します。
パネルは4K解像度でネイティブ144Hz駆動に対応。
さらに「ゲームブースト」モードをオンにするとリフレッシュレート上限を240Hz相当に拡張できるとされています。
PS5 Proは4K/120Hz出力が上限ですが、本機はそれを十分上回る能力があるため、高フレームレートFPSでも画面遷移が滑らかでモーションブラーも抑えられます。
またピーク輝度は約1200nitと高く、量子ドットの広色域(DCI-P3約94%)と合わせてHDR映像を鮮やかに再現します。
製品仕様
仕様項目 | Xiaomi TV S Mini LED 55 2025 |
---|---|
パネル | 55型 4K QD-Mini LED (308分割ローカルディミング) |
色域 | DCI-P3 約94%(typ.) |
輝度 (ピーク) | 約1200nit (HDRピーク) |
リフレッシュレート | ネイティブ4K/144Hz (ゲームブーストで最大240Hz) |
HDR対応形式 | HDR10, HDR10+, Dolby Vision/Dolby Vision IQ, HLG, Filmmaker |
HDMI端子 | HDMI2.1 ×3 (HDMI1/2: 4K/144Hz対応、HDMI2: eARC対応) |
低遅延機能 (VRR/ALLM) | VRR・ALLM 対応 (FreeSync Premium認定、4ms低遅延) |
入力遅延 (ゲームモード) | 4ms |
スピーカー | 2×12.5W ステレオ (Dolby Atmos対応) |
システム/機能 | Google TV (Chromecast内蔵), Wi-Fi6, Bluetooth5.2, Googleアシスタント |
HDMI端子とPS5 Proの互換性
HDMI端子はHDMI2.1規格×3を搭載しています。
PS5 ProもHDMI2.1対応なので、帯域幅が広く4K/120Hz出力に最適です。
実際、HDMI1/2ポートでは4K/144Hz受信に対応(HDMI2はeARC対応)と公式スペックに明記されています。
Xiaomi公式FAQでも「デュアルHDMI2.1ポートで高帯域&低遅延なゲーム体験を提供できる」と謳われており、PS5 Proの性能を引き出す接続環境が整っています。
VRR(可変リフレッシュレート)・ALLM対応
本機はVRR/ALLM対応を明示しており、AMD FreeSync Premium認定も取得しています。
公式ではゲーム向け「Game Boost」モードでVRR動作時に最大240Hzまで拡張できると記載があり、PS5 ProのVRR機能(48~120Hz範囲)も利用可能です。
実際にPS5を接続すると、最初は4K/60Hzまでしか認識されなかったものの、HDMI設定を「増強」に変更し高フレームモードを有効化すると、VRRが「対応(48–120Hz)」と表示されました。
この結果から、本機はALLM/VRRともPS5 Proと連携し、画面ティアリングなく滑らかなゲーム表示が可能と考えられます。
ゲームモード時の入力遅延
Xiaomiはゲームモード時の入力遅延を約4msと発表しており、FreeSync Premium認定からも極めて低遅延であることがうかがえます。
実際の計測でも4K/60Hz入力で約9.4ms(TCL QM8Bとほぼ同等)との報告があり、PS5向けFPSでも操作遅れをほとんど感じさせない応答性です。
ゲームモードでは映像処理を最小限に抑えるため、格闘やFPSのような瞬発的操作が要求されるタイトルでも高い反応性能が期待できます。
HDR性能と色再現性
HDR10/10+/Dolby Vision(およびDolby Vision IQ)、HLG、Filmmakerモードなど多様なHDRフォーマットに対応しています。
量子ドットパネルと308ゾーンのMini-LEDにより、ピーク輝度約1200nitの高輝度表示が可能。
これにより、PS5 ProのHDR10出力による映像は、明部・暗部ともに豊かな階調と広い色域(DCI-P3約94%)で表示され、FPSゲームの爆発表現や暗いシーンも迫力を持って描写します。
Dolby Atmos対応スピーカーも搭載しており、サウンド面でも立体音響が楽しめます。
実際の使用レビュー・ゲーミング体験
Xiaomi公式Q&Aでも「ゲームに非常に適している」と評価されており、Wi-Fi6接続や低遅延HDMI、VRR/ゲームブーストといった特徴が挙げられています。
実際にPS5 Proを接続したレビューでは、HDMI設定を強化モードに変えることでHDRとVRRが有効化され(VRR=48–120Hz)、期待通りの高フレーム表示が確認されています。
入手可能なベンチマークやユーザー報告でも、低い入力遅延と高リフレッシュレートにより対戦系FPSでも快適との声が多く、TV側はPS5 Proの性能を十分に活かせると言えます。
まとめ
Xiaomi S mini LED 55 2025は、4K/144Hz対応の高速パネル、HDMI2.1×3、VRR/ALLM対応、ゲームモードの低遅延といったスペックでPS5 Pro(とくにFPSタイトル)に向いた機種です。
実測でも動きの速い映像で遅延やブレを抑えられており、PS5 Proの4K120Hz出力をフル活用できる高レスポンスなゲーム体験が期待できます。