長時間の勉強やデスクワークをする場合には、集中できる環境が必要になります。
具体的には、勉強用の椅子や机がそれにあたります。
身長に合った高さの机、快適な椅子があれば、勉強に集中できる環境が整います。快適な椅子とはどのような椅子なのか。
ゲーミングチェアという名前がついている椅子はありますが、ゲームをするためだけのものではありません。高さ調節ができたり、背もたれを倒すことができたりとより集中できる環境とリラックス環境を取り入れることができます。
特に最近はタブレットを用いたICT学習なども始まっているため、ペンを持って問題集に向かうというだけの学習スタイルは古くなりつつあります。そのため、柔軟な学習環境の変化が求められます。
今回は、勉強用におすすめのゲーミングチェアを中心に紹介していますが、デスクについても別記事で解説しているため参考にしてみてください。
勉強用におすすめしているデスクは、高さ調整が可能な昇降式デスクです。欲を言うと、立っても座っても利用できるスタンディングデスクが理想的です。
長時間座り続けるのはつらいため、ときには立ってリフレッシュすることで集中力を維持することに役立ちます。
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目次
勉強用にゲーミングチェアをおすすめする理由
それでは、勉強やになぜゲーミングチェアを使うと良いのか、その理由を解説します。
今現在の勉強環境と比較して最適な環境を考えてみてください。
ランバーサポート
出典:amazon
ゲーミングチェアには、ランバーサポートが付属しているものがあります。
長時間座り続ける場合、姿勢が崩れて猫背になりがちです。
特に勉強では、前のめりになってしまうことも多いでしょう。
ランバーサポートは、理想的な姿勢を維持し腰への負担軽減に役立ちます。
また、マッサージ機能が付いたランバーサポートもあるため、より快適な環境を実現したい方にはぴったりです。
勉強や仕事をしながらマッサージが受けられるなんて贅沢ですね。
ただし、圧を加える程度のマッサージしかできないため、マッサージチェアのような本格的な機能を期待してはいけません。
ランバーサポートに慣れるまでは邪魔に感じる人も多く、取り外して使用するという方も多いようです。
深く腰掛けて使うゲーム用途には向いていますが、前のめりになりがちな勉強用には必須ではありません。
ですが、正しい姿勢を維持して長時間集中したいという方にはランバーサポートに慣れることをおすすめします。
ヘッドレスト
出典:amazon
ヘッドレストが付いているゲーミングチェアであれば、頭部を支えることができます。
これは、ほとんどのオフィスチェアには付属していないゲーミングチェアならではのものです。
オフィスチェアは背もたれが頭部までの高さがないものが多く、休息する際にはリクライニングができません。
ヘッドレストは首裏にフィットするため、深く腰掛けて姿勢を維持し、リクライニングして休憩するときにも快適です。
180°リクライニング機能
出典:amazon
ただ本を読んだり、パソコンの画面を見るだけであれば、リクライニングしながらでも可能です。
リクライニング機能は、ほとんどのゲーミングチェアに搭載されており、180°まで倒すことができるものもあります。
疲れた時の休憩の際にも、角度を固定しておくことができます。
あまりの快適さに勉強に集中できなくなっては本末転倒ですので、メリハリをつける必要があります。
リクライニングをする場合には、周りのスペースも確認しておきましょう。
ですが、リクライニング機能が搭載されていても、勉強用であれば実際に利用する機会は少ないでしょう。
どちらかというと、リラックスして映画鑑賞をしたいという方に向いています。
角度・高さ調整が可能なアームレスト
出典:amazon
キーボードやマウスでの操作をする場合には、アームレストがあるかも要チェックです。
前後・左右・上下に可動に対応した3Dアームレストであれば、自分の好みの位置に固定できます。
角度調整ができれば、キーボード操作の際には水平にし、本を手に持って読む場合には斜めに傾けて読むことができます。
アームレストを傾ければ読書の際に腕を支えるため楽になりますが、この使い方はあまり知られていません。
アームレストの高さ調整ができれば、デスクの高さや座高に応じて柔軟に調整できます。
オットマンは必須ではない
出典:amazon
勉強用や在宅ワーク用のゲーミングチェアであれば、オットマンは必須ではありません。
オットマンがあれば、足を伸ばしても支えてくれるため、
- あぐらをかいて使う
- 足を伸ばして使う
- リクライニングする際の休憩時に使う
などの用途に役立ちます。
しかしながら、デスク周りのスペースを考えると邪魔になってしまうことがあったり、結局使わないということもよくあります。
スペースが限られている場合や普段使っている椅子で足を伸ばす機会がない場合は、オットマンが付いているゲーミングチェアは必要ないでしょう。
ゲーミングチェアのデメリット
価格が高い
ゲーミングチェアは安いものであっても1.5万円を超えるものがほとんどです。
通常のオフィスチェアであれば1万円程度で購入できることを考えると、確かに価格は高いと言えます。
この価格差は、オフィスチェアにはない機能が搭載されているからこそ生まれるものです。
- ヘッドレスト
- ランバーサポート
- マッサージ機能
- オットマン
- 180°リクライニング
- 高さ・角度調整が可能なアームレスト
これらの機能の多くは、オフィスチェアには搭載されていないことを考えると、ゲーミングチェアの価格は許容範囲であり、むしろコスパは良いと言えます。
長く使うことを前提としているのであれば、価格よりも品質や機能を重視することをおすすめします。
勉強・在宅ワークにおすすめのゲーミングチェア
在庫切れや価格が異なる場合があるため、販売ページをご確認ください。
Gtracing GT002
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯
- オットマン:×
- マッサージ機能:×
- リクライニング:◯(〜165°)
6色のカラーバリエーションがあります。最大の魅力は、2万円以下で購入できるというコスパの良さです。
ゲーミングチェアの中でも低価格に抑えられており、機能が豊富なモデルです。
机や座高に合わせて42〜50cmまで座面の高さを調整できるため、高さが合わないという心配は不要でしょう。
アームレストは高さ調整が可能ですが、角度調整ができないのが惜しいポイント。
人間工学を元に設計された3D形状となっており、頭部、肩部、腰部の3点で体をホールドします。
ヘッドレストやランバーサポートは取り外しが可能です。
初めてゲーミングチェアを購入するという方にオススメのエントリーモデルです。
AKRACING ゲーミングチェア
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯
- オットマン:×
- マッサージ機能:×
- リクライニング:◯(〜180°)
ゲーミングチェアといえばAKRacing。
品質面・機能面ともにトップクラスですが、価格の高さが唯一のネックです。ですが、3年保証が付いているため、万が一故障した場合にも安心です。
リクライニングは180°まで対応しており、レバー操作だけで調整可能です。
キャスターはPU製になっているため、床を傷つけにくく騒音を抑えることに役立ちます。
4色のカラーバリエーションがあるため、好みのものを選びましょう。
表面素材は触り心地が良く、サラサラ感がクセになります。
ゲーミング用として販売されていますが、勉強用としても快適なチェアです。
Gtracing ゲーミングチェア オットマン付き
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯
- オットマン:◯
- マッサージ機能:×
- リクライニング:◯(〜135°)
収納式オットマンが付いており、リクライニング時には足を伸ばして休むことができます。
リクライニングは可能ですが、角度は135°までになっています。寝っ転がって使わない限りは十分な角度です。
座面とクッションは柔らかい高反発ポリウレタンレザーを使用しています。長時間の着座でも快適です。
アームレストは8cmの上下昇降が可能なため、座高によって調整しましょう。
Dowinx ゲーミングチェア
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯
- オットマン:◯
- マッサージ機能:◯
- リクライニング:◯(〜170°)
通気性の良いファブリック素材を使用しており、長時間座っていても群れにくいのが特徴です。
1日中座って勉強やデスクワークをする方にオススメです。
座面クッションは体重による圧力を分散でき、ソファのような座り心地。
ランバーサポートは振動機能が搭載されていますが、音が気になるという口コミがあります。
勉強しながらのマッサージは集中力を阻害してしまうため、休憩中に利用すると良いでしょう。
Bauhutte ゲーミングチェア
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯(3D)
- オットマン:×
- マッサージ機能:×
- リクライニング:◯(〜135°)
ゲーミング関連の商品を販売しているBauhutteのロングセラーモデルです。
カラーは、ブラック・レッド・ブルーの3色があります。
3Dアームレストは、前後・左右・上下の可動に対応しており、好みの場所に固定できます。
推奨身長は154〜184cmとなっており、日本人向けに特化したモデルになっています。
ゲーミング座布団とセットで利用すれば、より快適な環境にカスタマイズが可能です。
張り材は全てファブリックとなっているため、通気性がよく快適です。
NIONIK ゲーミングチェア 腰の振動機能付き
- ヘッドレスト:◯
- ランバーサポート:◯
- アームレスト:◯
- オットマン:◯
- マッサージ機能:◯
- リクライニング:◯(〜175°)
耐荷重が150kgまで対応しており、かなり頑丈な設計になっているゲーミングチェアです。
ランバーサポートにはマッサージ機能が搭載されており、USBケーブル接続で駆動します。気休め程度にしかならない振動ですが、1.5万円という低価格で導入できるのは魅力的です。
オットマンも搭載されているため、機能豊富なゲーミングチェアです。
アームレストが自由に調整できないのが唯一の欠点です。
カラーバリエーションが多く、デザインがおしゃれです。
おすすめはGtracing
上記6種類のゲーミングチェアは、機能が多く品質面でも優れていますが、特におすすめするのはGtracingです。
コスパが良く、初めてゲーミングチェアを購入するという方にぴったりです。
BauhutteやAKRacingは価格は高めですが、長く使っていきたい場合には投資する価値があります。
表面素材がフェイクレザーではないため、剥がれたりすることがありません。
価格や品質面を比較しながら選ぶと良いでしょう。