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大画面でのゲーム・仕事におすすめのウルトラワイドモニター7選【選び方のポイントを解説】

2020年5月5日

ウルトラワイドモニターは、通常のモニターよりも画面が横長のモニターです。正確には横縦のアスペクト比が、通常モニターよりも横の比重が大きいモニターを意味しています。

これまでに多くのウルトラワイドモニターが販売されており、レーシングゲームや効率良くデスクワークをすることに活用される機会が多くなっています。

それだけでなく、PCと接続し横に複数のウィンドウを並べたい場合にも便利です。

特に湾曲型のディスプレイは、平面ディスプレイよりも没入感のある映像を体験することができ、映像に強いこだわりがある人や、プレイ中の操作感を重視している人に向いています。

ゲームの他にも、大画面でのマルチタスクを効率化したい人や、長時間デスクワークをしている人にとって、ウルトラワイドモニターは満足度を高める投資になるでしょう。

今回は、ゲームや仕事に最適なウルトラワイドモニターと選び方のポイントについて解説しています。

ウルトラワイドモニターを選ぶ際のポイント

ウルトラワイドモニターを選ぶときには

  • 画面サイズ
  • パネルタイプ
  • 設置スペース
  • 使用用途

などを事前に確認しておきましょう。

特に本体サイズと設置スペースについては注意が必要です。

「モニターが大きすぎて置けない」という事態にならないためにも、モニターの奥行き横幅を特に入念にチェックすることを忘れずに!

さらに、デスクの奥行きについても確認しておくことをおすすめします。

ウルトラワイドモニターは画面が大きいだけでなく、湾曲しているタイプのものもあります。

デスクの奥行きが浅すぎると、画面との距離が近くなりすぎてしまい、長時間の利用では目が疲れてしまうでしょう。

そのため、モニター本体のサイズと、デスクの奥行きとのバランスが重要になります。

アスペクト比

アスペクト比とは、画面上の水平ピクセルと垂直ピクセルの関係、つまりモニターの幅と高さの比率を表しています。

ウルトラワイドモニターのアスペクト比は、21:932:9の2種類が一般的です。

32:9のモニターは、高さの3倍以上の横幅があるため、設置スペースが十分に確保できるか事前に確保しておきましょう。

一般的に、この2種類のアスペクト比のモニターを「ウルトラワイドモニター」と呼称します。

ちなみに、最も種類の多いアスペクト比16:9のモニターは、1920×1080(フルHD)、2560×1440(QHD)、3840×2160(4K)などの解像度で使われるのが一般的です。

4K以上のウルトラワイドモニターは、まだそこまで普及していません。

ゲーム以外にも役立つ

インターネット閲覧などのためにウルトラワイドモニターを利用すれば、フルサイズのブラウザウィンドウを3つ並べて開くことができます。調べ作業もはかどりますね。

動画編集のタイムライン画面や、サイズの大きいスプレッドシートなどで作業する場合、横に長いウルトラワイドモニターは非常に重宝します。

しかしながら、ウルトラワイドモニターのアスペクト比に対応していないアプリケーションの場合、モニターのサイズに合わず余分な空白スペースができてしまいます。

PS5のようなアスペクト比21:9に対応していないゲームタイトルを起動すると、画面両端に黒いエリアが表示されてしまい没入感が損なわれてしまいます。

そのため、対応するPCゲームをプレイする場合を除いて、パソコン作業向けにウルトラワイドモニターを使うことをおすすめします。

画面サイズ

一般的なウルトラワイドモニターは、34インチ以上がほとんどです。

29インチの場合もありますが、ウルトラワイドモニターとしてのメリットはそこまでありません。

34インチ未満のウルトラワイドモニターよりも、4K・27インチモニターの方が価格が抑えられて満足感もアップするでしょう。

さらに大きいサイズとして38インチがありますが、広いデスクスペースが必要になり、20万円を超えてくるものも多くなります。

大きければ大きいほど良いというわけでもありません。

43インチを超えてくると、自宅のデスクに置くには大きすぎる場合があります。

このサイズを超えるモニターの場合、平面モニターでは画面の左端から右端までの視線移動が苦痛に感じるため、湾曲ディスプレイが必須になるでしょう。

ゲームに最適

ウルトラワイドモニターは、MMORPGやレーシングゲーム、FPSなどのジャンルに適しています。

湾曲ディスプレイを採用することで、視線の移動を少なくできます。

性能が高いモニターはリフレッシュレートが高く、AMD FreeSyncやNvidia G-Sync機能が搭載される傾向にあります。

リフレッシュレートが高いほど、FPSなどのゲームにとってなめらかで快適なゲームプレイが実現できます。これらの機能は、画面表示のズレや遅延を軽減することに役立ちます。

Nvidia G-Syncと呼ばれる機能を搭載している場合、PCのスペックが高く、よりハイエンドなゲームでのみ対応していることがほとんどです。

Free Syncは、Nvidia GPUまたはAMD GPUのいずれかで動作しますが、G-SyncはNvidiaでのみ動作します。

パネルタイプ

ウルトラワイドモニターは、IPS・VAパネルが一般的です。他にもADSパネルもありますが種類としては少なめです。

IPSパネルは、色表現が豊かになり、視野角が広いためゲーム向きです。

VAパネルは、コントラスト比が優れていますが、正面から画面を見る場合にのみ効果を発揮するため、斜めから画面を見る場合は、綺麗に見えないことがあります。

モニターアームを使う場合には重さに注意

ウルトラワイドモニターの中にも、モニターアームとの接続が可能なVESA規格に対応した機種もあります。

ただし、ウルトラワイドモニターは筐体が大きくて重いため、重さに耐えられるモニターアームでなければなりません。

エルゴトロンであれば、49インチ(19.1kg)まで対応可能なモニターアームが発売されています。値段は高くなってしまいますが、アームが頑丈なものでなければ、ウルトラワイドの重みに耐えることはできません。

おすすめウルトラワイドモニター

おすすめのウルトラワイドモニターについてまとめています。

使用用途や設置スペースなどに合わせて最適なモニターを探してみてください。

安さ重視! LG 29WL500-B

価格の安さ優先で選ぶなら、LGの29インチウルトラワイドモニターがおすすめです。ウルトラワイドモニターの中では画面が小さい部類に入りますが、コストを抑えたい人はこのモニターを選んでおけば間違いないでしょう。

モニターの設置スペースが限られる人や重い機材を増やしたく無い人にはちょうど良いサイズです。

HDRやFreeSyncに対応しており、PCゲームをするユーザーにとってもコスパの良いモデルです。ただし、スピーカー非搭載という点には注意しましょう。

 

画面サイズ:29インチ ●解像度:2560×1080 ●応答速度:5ms ●リフレッシュレート:75Hz ●パネルタイプ:IPS非光沢 ●アスペクト比:21:9 ●入力端子:HDMI×2、DisplayPort ver1.4×1 ●出力端子:ヘッドホン(ステレオミニジャック) ●HDR:対応 ●ブルーライト低減モード:対応 ●AMD FreeSync:対応 ●スピーカー非搭載 ●フレームレスデザイン

PC作業を効率化! LG 34WN750-B

34インチのウルトラワイドモニター。

サイズは大きすぎず価格も抑えられたエントリーモデルのため、初めてウルトラワイドモニターを購入するという方におすすめです。

IPSパネルのため視野角が広く自然な色表現が可能です。HDR10対応のため、映像を扱う方やゲームをする用途に向いています。目への負担を軽減するフリッカーセーフやブルーライト低減モードが搭載されているのも一押しポイント。AMD FreeSyncに対応し、滑らかで高速な描写を可能にしています。

OnScreen Control機能が搭載され、明るさやコントラストなどを好みに合わせて変更可能です。自動的にウィンドウを整列させたり、効率的な作業環境を実現することができるため、特にパソコン作業を効率化させたいというニーズに応えられるでしょう。(Windowsの場合)

ゲームでもパソコン作業でもウルトラワイドモニターを使いたいという人にバランスの良い性能を備えたモデルです。

 

画面サイズ:34インチ ●解像度:3440×1440 ●応答速度:5ms ●リフレッシュレート:75Hz ●パネルタイプ:IPS非光沢 ●アスペクト比:21:9 ●表面処理:ノングレア ●入力端子:HDMI×2、DisplayPort ver1.4×1 ●出力端子:ヘッドホン(ステレオミニジャック) ●HDR:対応 ●ブルーライト低減モード:対応 ●AMD FreeSync:対応 ●スピーカー搭載 ●フレームレスデザイン ●高さ調整

HDRよりもさらに高画質! I-O DATA LCD-GCWQ341XDB 34インチ

ゲーム用に適した遅延の少ないモニター。RPGやオープンワールドなど大画面で綺麗な映像を楽しみたい人におすすめ。解像度は3440×1440(UWQHD)のため、フルHDの約2.4倍の情報量を表示できます。

応答速度は14msのため、PC作業やMMORPGなどのゲームジャンル向きです。(オーバードライブ設定時:2ms)

視野角の広いADSパネルを採用しているため、どこから見ても鮮やかで美しい映像を堪能できます。ゲームだけでなく、映画などを楽しみたいという方にも向いています。

DisplayHDR 400に対応しており、対応のゲームや映像をよりダイナミックで高画質に表示し、白飛びや黒つぶれのない表現を楽しめます。通常のHDR対応のディスプレイと比較しても高画質になります。

スピーカーが搭載されているため、外部スピーカーが不要なところがありがたいです。

画面サイズ:34インチ ●解像度:3440×1440 ●応答速度:14ms(オーバードライブ機能:2ms) ●最大リフレッシュレート:75Hz ●パネルタイプ:ADS(IPSパネルの一種) ●アスペクト比:21:9 ●入力端子:HDMI×2、USB Type-C×1、DisplayPort×1 ●表面処理:ノングレア ●スピーカー搭載 ●フリッカーレス設計 ●フレームレスパネル

144Hz対応 UWQHD34インチ JAPANNEXT

なめらかな映像でゲームをプレイしたいなら、高いリフレッシュレートを備えたモニターが欠かせません。ゲームをしていて目が疲れることが多いのであれば、フレームレートの低さも要因のひとつかもしれません。144Hzであれば一般的な60fpsのゲームよりぬるぬるの映像でゲームがプレイ可能です。

HDMIやDisplayPortの接続端子が多いため、WindowsやMacのサブモニターとして使ったり、ゲーム専用のワイドモニターとして使うこともできます。

DisplayPortは最大144Hzに対応していますが、HDMI端子では100Hzまでに制限されているものもあります。

 

画面サイズ:34インチ ●解像度:3440×1440 ●応答速度:8ms ●最大リフレッシュレート:144Hz ●パネルタイプ:IPS(ADS) ●アスペクト比:21:9 ●入力端子:HDMI×2、DisplayPort×2 ●表面処理:非光沢 ●スピーカー搭載 ⚫︎VESA対応 ⚫︎HDR10対応

湾曲モニター 165Hz 1ms KOORUI

PCゲームをする人におすすめの湾曲タイプのゲーミングモニター。画面サイズは34インチと大きく、165Hzまで対応しているためなめらかな映像でゲームプレイが可能です。また、応答速度も1msと高速のためゲーミングモニターの中でも特に高い性能を備えています。

ディスプレイが湾曲しているため、ブラウザに表示される文字は曲がって見えてしまう部分があります。そういった意味でも湾曲モニターはゲーム用に使用するのがおすすめです。

 

画面サイズ:34インチ ●解像度:3440×1440 ●応答速度:1ms ●最大リフレッシュレート:165Hz ●パネルタイプ:VA ●アスペクト比:21:9 ●入力端子:HDMI2.0×2、DisplayPort1.4×1 ●表面処理:非光沢 ●スピーカー非搭載 ⚫︎VESA対応 

ASUS 29.5インチ 200Hz 1ms

29.5インチのウルトラワイドモニターの中ではやや小さめサイズ。200Hz・1msとゲームをする人にとって嬉しい性能を備えています。FreeSync Premiumに対応しており画面のチラつきを抑えます。

ディスプレイ解像度は2560×1080pixelですが、200Hzというだけでもゲーム用として十分な性能があります。FPSやTPSゲームをする人におすすめです。

左右角度調整、高さ調整、前後角度調整に対応しており、"あると便利" な補助機能が搭載。環境に合わせて最適な角度で設置できるでしょう。

 

画面サイズ:29.5インチ ●解像度:2560×1080pixels ●応答速度:1ms ●最大リフレッシュレート:200Hz ●パネルタイプ:VA ●アスペクト比:21:9 ●入力端子:HDMI2.0×2、DisplayPort1.2×1、USB Type-A ●表面処理:非光沢 ●スピーカー非搭載 ⚫︎VESA対応 

ゲーム用にウルトラワイドモニターを選ぶなら

ゲームではアスペクト比の大きいウルトラワイドモニターの方が有利です。

アスペクト比が大きくなれば、通常モニターでは見えない部分まで見えるようになるからです。FPSゲームではフィールド内で敵を視認できる範囲が広がれば、それだけで戦いを有利に進めることができます。

勝敗を分けるオンラインゲームでは、実力だけではなく使用しているモニターも重要になるのです。

ですが、eスポーツなどの競技ではウルトラワイドモニターが使われることはないでしょう。ワイドモニターを使っている人は、不当に有利になってしまうからです。平等性が重視される大会では、勝敗を左右する要素であるウルトラワイドモニターは使えないと思っておきましょう。

 

注意しなければならないのは、ウルトラワイドモニターでアスペクト比16:9用のゲームをプレイする場合は、画面が横長に伸びてしまうということです。

例えば、PS4やPS5のようなゲームをウルトラワイドモニターでプレイすると、横に引っ張って伸びたような映像になってしまいます。描画面積が広がったわけではなく、ただ映像が歪んでいるだけなので見づらいだけです。

このようなゲーム機でウルトラワイドモニターを使用するメリットはありません。

横にビヨ〜ん(イメージ画像)

プレイできなくはないですが、気になる人は多いでしょう。

ゲーム用として使用するのであれば、PCゲームでの利用がメインになるでしょう。

PS5のようなコンソールゲーム用のモニターを探しているのであれば、下記記事で紹介しているハイエンドモニターやテレビがおすすめです。

仕事におすすめのウルトラワイドモニター

仕事用にウルトラワイドモニターを使うのであれば、解像度の高いものにするべきでしょう。

複数のウィンドウやアプリケーションを立ち上げて作業することができるため、ウルトラワイドモニターのメリットを最大限活かすことができます。

通常のモニターであれば、解像度が高くても画面領域が狭いため文字が小さくて読みづらくなりがちですが、ウルトラワイドモニターは画面の大きさを活かして拡大することができます。

 

注意しなければならないのは、解像度が高いモニターを作業用として使用する場合、例えば4Kで出力したい場合は接続するモニターも4Kに対応していなければなりません。

作業用として、比較的高スペックのWindows PCを使う場合にウルトラワイドモニターがおすすめです。

これらを踏まえた上で、ウルトラワイドモニターを選ぶ場合、LG 34WL750-Bがおすすめです。

解像度が高く複数ウィンドウを開いた状態でのデスクワークに最適です。ウルトラワイドモニターの中では価格は安く、仕事用にぴったりのモデルです。

デュアルディスプレイという方法もある

今回は、ウルトラワイドモニターを紹介しましたが、大画面でゲームやPC作業をしたいのであれば、デュアルディスプレイにするという方法もあります。

価格の安いモニターを2枚用意しても、価格としてはウルトラワイドモニターよりも抑えられることもあるため、用途に応じてモニターを選びましょう。

通常のモニター2台であれば、モニターアームを使うこともできますし、レイアウトに応じて柔軟な画面配置が可能です。

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