【ゲームキャプチャー豆知識】ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの違いを解説

ゲームキャプチャーボードには、

  • ソフトウェアエンコード
  • ハードウェアエンコード

の2種類の処理形式があります。

それぞれ得意なこと・苦手なことがあり、違いを明確に理解している人は少ないのではないでしょうか。

今回はソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの違いやメリット・デメリットについて解説します。ゲーム実況環境を構築する際の参考にしてみてください。

キャプチャーボードとは

PS4やNintendo Switchなどのゲーム画面を録画したい場合に、ゲームキャプチャーボードを使います。録画ソフトなどを併せて利用することにより、同時に声を録音しながら、ゲーム実況動画などを作成することが可能になります。

ゲームの画面をパソコンに取り込んで録画したり、パソコンが不要でキャプチャーソフト本体で録画したりすることができる種類があります。

エンコーダーとは

エンコーダーは、動画データを別の形式に変換することができるデバイスです。ハードウェアエンコーダー、ソフトウェアエンコーダーの2種類があり、動画データをストリーミング可能なデータに変換するために不可欠です。

エンコードは、データを変換する処理のことです。

ソフトウェアエンコード

ソフトウェアエンコードは、PCの性能を使って実行される処理形式です。デスクトップやラップトップ上で処理が行われます。機能が多く、カスタマイズ性に優れているため、ライブストリームの際に様々な演出ができます。ビットレートや動画の画質などを最適化することができ、新しいバージョンへのアップグレードが利用になった時の更新も簡単です。

ソフトウェアエンコーダーには、低価格カスタマイズ性というメリットがあり、人気のソフトウェアエンコーダーの一つであるOBS Studioは無料で利用できます。Windows、Mac、LinuxのOSに対応しています。

欠点としては、ハードウェアエンコーダーと比較して動画のエンコード処理が遅いということです。PCで複数のプログラムを同時に実行するため、全てのリソースをエンコード処理に充てることができないからです。

つまりソフトウェアエンコードは、パソコンのスペックが高いほどより優れた性能を発揮できます。スペックが低い場合、動画がカクついてしまい快適に録画することができません。使用しているPCスペックが推奨環境を満たしているか事前に確認しておくと良いでしょう。

ハードウェアエンコード

ハードウェアエンコードは、エンコード専用に設計されたデバイスであり、動画をキャプチャ、圧縮、ライブ配信や録音に適した形式に変換する専用の処理形式です。PCの性能で処理するソフトウェアエンコードとは異なり、小型のポータブルボックスや、PCに装着する機材を使用します。

ハードウェアエンコーダーは価格が高いため、テレビの放送局などはハードウェアエンコーダーを使用する傾向があります。エンコードに特化しているため、ソフトウェアエンコードよりも処理速度が速く、PCのスペックが低くても問題なくゲーム画面を録画できます。中にはPC不要で録画・実況できるハードウェアエンコード式のゲームキャプチャーボードもあります。

ハードウェアエンコードでは、動画の画質などを調整することができないため、動画の品質が固定されたテレビなどの生放送に適しています。逆にソフトウェアエンコードと比較して、柔軟性が低いという欠点もあります。

メリット・デメリット

ハードウェアエンコードとソフトウェアエンコードのメリット・デメリットについてまとめています。

ソフトウェアエンコードのメリット・デメリット

メリットデメリット
  • 価格が安い
  • カスタマイズの柔軟性が高い
  • 機能が豊富
  • アップグレードが簡単
  • スペックの低いPCでは快適に録画できない
  • 動画のエンコードに時間がかかる
  • 遅延が発生する
  • 複数アプリの同時起動に不向き

ハードウェアエンコードのメリット・デメリット

メリットデメリット
  • 高速でエンコードができる
  • 高品質のライブ配信に適している
  • 低遅延
  • エンコード待ち時間が短い
  • 他のアプリを干渉しないため処理落ちしない
  • 機能が少ない
  • アップグレードが困難
  • 価格が高い
  • 柔軟性が低い

以上がソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの違いになります。これからゲーム実況などを始める方は参考にしてみてください。

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