ベジータ:おかえりか。
He’s back.
予言魚:おお、やっとお前も神の気を感じられるようになったのか。
You’ve finally learned to sense a god’s energy!
ウイス:ベジータさん、わざわざお出迎えご苦労様。
Vegeta san, thank you for the greeting.
You’ve finally learned:
- 「You’ve」は「You have」の短縮形で、現在完了形を示しています。現在完了形は、過去のある時点で始まり、現在まで続いている、またはその影響が現在に及んでいる行為や状態を表します。
- 「finally」は「ついに」「ようやく」という意味で、長い時間や多くの努力の後で何かが起こったことを示します。ここでは、学習プロセスが長かったり、難しかったりしたことを暗示しています。
learned to sense:
- 「learn to do something」は「何かをする方法を学ぶ」という意味です。ここでは、特定の能力や技術―この場合は「sense」(感じ取る)―を学んだことを指しています。
- 「sense」は五感を使って何かを知覚することを意味することが多いですが、ここではよりメタフィジカル(超物理的)な意味で使われていることが推測されます。
a god’s energy:
- 「a god」は「神」という意味ですが、ここでは不特定の「ある神」を指しています。これは特定の宗教的または神話的伝統に限定されず、一般的な神性を示唆しています。
- 「energy」はこの文脈では非常に興味深い単語で、物理的なエネルギーだけでなく、霊的、または超自然的な力や存在感を意味している可能性があります。この組み合わせは、受け手が神聖な存在からの何らかの力や影響を知覚できるようになったことを示しています。
悟空よりも先にウイスの修行を受けていたベジータは、破壊神ビルスの星で家事手伝いをしていた。家事手伝いは修行を受けるための交換条件だったのだ。
果たしてベジータはまともな家事ができたのだろうか。
自分よりも大きな存在と生活を共にすることで、人として成長することができる。ベジータにとってはその存在がウイスだったのかもしれない。
ベジータに遅れて孫悟空も修行を受けるべく、 ビルス星へやってきた。そのときベジータは感じることができなかったウイスの気を感じ取ることができるようになっていた。
サイヤ人に不可能はないのだ。
もしかするとこの時すでにベジータはスーパーサイヤ人ゴッドになれたのかも。
ベジータは世話人として、破壊神ビルスのベッド周りの手入れや草むしりのベテランとなっていた。ビルスの寝相で致命傷を負うこともあるため、これ自体が修行のようなものだ。
このような家事手伝いが出来ない悟空にとっては苦痛でしかないが、修行だけを頼りに雑用を何とか乗り切ることができた。
いつもは悟空に遅れをとっているベジータだったが、人間らしい生活面では圧倒的な勝利をおさめたと言える。
孫悟空は文句ばかりだ。
カカロットとベジータを同じ部屋に入れると争いしか起こらない。
この闘争心が2人をどこまでも強くすることができる。おそらくウイスはこの闘争心を修行に熱を入れるためのスパイスにしたかったのだろう。