YouTubeに動画をアップロードする時には、コミュニティガイドラインに違反していないか十分に気を付ける必要があります。
ガイドラインに違反していた場合、動画の公開が停止されたり、広告が付かなくなったり、最悪の場合チャンネル停止になることも考えられます。
海外では、コミュニティガイドラインに関して、裁判にまで発展する場合もあるようです。
恐ろしい話ですか、知らなかったでは済まされません。
このようなトラブルに見舞われないためにも、規約について理解し、細心の注意を払うようにしましょう。
今回は、2019年から新しく改定されたYouTubeコミュニティガイドラインの新しい違反警告システムについて解説します。
目次
YouTubeコミュニティガイドラインの違反警告システムについて
これまでのYouTubeのガイドラインは非常に分かりづらいものでした。
以前であれば、YouTubeチャンネルが突然停止され、その理由が分からず困惑する事例が頻繁に起こっていました。
そして、チャンネルの再審査を申請したところ、無事にチャンネルが復旧したということは日本でもよく聞く話です。
これではチャンネルを審査するYouTube側にとっても、審査のために膨大な工数を割かれることになります。
そのため、YouTubeコミュニティガイドラインを刷新し、YouTube側にもクリエイター側にも分かりやすいシンプルな制度に変更したようです。
従来の規約からの変更点
YouTubeはこれまでの調査の結果により、ユーザーからのフィードバックで最も重大な改善点を発見しました。
それは以下の3点です。
- 明確なポリシー
- 違反警告の一貫性
- チャンネルへの影響への明示
違反警告システムの利便性を高めるために、これらの3点の改善を行いました。
・明確なポリシー・・・規約についての表記が曖昧
・違反警告の一貫性・・・違反の理由が分かりづらい
・チャンネルへの影響への明示・・ペナルティの詳細が不明
この3点については、ユーザーからの不満も多くYouTubeチャンネルの停止について明確な理由が得られないYouTubeクリエイターが、世界中で大量発生しました。
多くの場合は、再審査を申請することで復旧することがほとんどだったようです。
しかしながら、審査が終わるのを待っている間は広告収入が得られないわけですから、YouTubeが重要な収入源になっているクリエイターからすれば深刻な問題です。
新しくなった違反警告システムでは、
ほとんどの場合、ガイドラインは意図的に破られているわけではないので、初回の違反については、ペナルティなしの事前警告に留めることにしたようです。
これにより、クリエイターはガイドラインについて学び、再発防止につながります。
「最初の一回は大目に見てあげるよ」
と、YouTubeから寛大な猶予が与えられました!
さらに、違反警告の内容が簡単に分かるように変更されました。
- 違反警告を受けた理由
- チャンネルへの影響
- 対処方法
違反した場合は、この3つについて通知されます。
また、再審査請求を行う方法についても説明されます。再審査請求を行わない限り、チャンネルが復旧することはないので、なるべく早めに再審査を請求するとよいでしょう。
最後に、規約が破られた箇所を問わず、一定のペナルティが課されるようになりました。
違反警告は全て同等に扱われ、動画のアップロードやライブ配信などの機能が一時的に使えなくなります。
小さな違反であっても、YouTubeの機能が制限されてしまうことは、クリエイターにとって痛手になります。
繰り返しになりますが、コミュニティガイドラインについては、細心の注意を払うようにしましょう。
YouTubeクリエイターが気を付けるべきこと
ガイドラインが変更になったとしても、違反扱いとなるラインが変わることはほとんどありません。
違反扱いになりそうなグレーな動画を作って、ガイドラインを気にしすぎるよりも、誰が見ても違反していないと思うような動画を作ることが最も安全です。
私は、違反警告に怯えながら動画を作る生活など耐えられません。(笑)
ストレスとか...
YouTubeというプラットフォームを利用している以上、YouTubeで決められたルールの中で動画を作らなければなりません。
YouTubeの規約が今後も変更される可能性はゼロとは言い切れないので、細心の情報があれば、この記事でも更新していこうと思います。